ネットギアジャパンは3月31日、10ポートのマルチギガスイッチ2機種、PoE++対応の「MS510TXUP」と、PoE非対応の「MS510TXM」を発売した。また、テレワーク向けのPoEスイッチ「GS316EP」「GS316EPP」も同時発売した。ネットギア代理店、販売店のほか、公式ECネットギアストアで販売する。
スイッチに接続されているデバイスに合わせて、100M/1/2.5/5/10Gbpsの5つの速度を自動で選んで通信をするマルチギガスイッチシリーズに、新たに10ポートのMS510TXUP、MS510TXMの2機種が登場。全ての配線をCat6Aへ敷設し直すことなく、5Gbpsまでの通信は従来のCat5e、Cat6のケーブルで行なうことができるため、配線コストを抑えられる点がメリットとしている。
さらに、ネットギアのWi-Fi 6アクセスポイント「WAX610」をはじめ、2.5Gや5Gに対応している製品を接続する場合、1/10G対応スイッチでは1Gの速度に下がってしまうが、マルチギガスイッチであれば最速のパフォーマンスを発揮できるとする。
MS510TXUPはポートあたり60W、機器全体では295Wの給電が可能な大容量PoE++に対応する。Wi-Fi 6アクセスポイント、高画質IPカメラ、LEDライトなど、高性能化が進みより多くの電力が必要なデバイスも一気に給電が可能。
MS510TXUP、MS510TXMは、従来のウェブGUIの他、機器の設定、管理、監視を、同社のクラウド経由で実施できる「Insight(インサイト)」に対応する。誰もが馴染みやすいスマートフォンアプリ、またはウェブGUIで設定できるため、IT専任者のいない企業でもビジネスレベルの設定ができるとする。さらに、クラウド経由でネットワーク状況の確認や、PoEのオンオフ、ファームウエアのアップデートなどができるため、IT担当のテレワーク支援も可能。
テレワーク向け「GS316EP」「GS316EPP」も同時発売
GS316EP、GS316EPPは、ポートあたり30W給電が可能な16ポートのPoE+スイッチ。GS316EPは合計180Wまで、GS316EPPは合計231Wまで給電が可能で、ホームセキュリティー用カメラや、IoT家電をまとめて給電できる。ホームユーザー用の簡単なウェブGUIに対応する。VLANやQoSなど、ビジネスに必要な最低限の設定をして、ビジネスデータを守りながらテレワークが可能としている。