スピーカーやバイブレーターを取り外す
ゲーマーの味方! ベイパーチャンバーを披露
★★★
これがarrows NX9 F-52Aの中身のすべてだ。これがあの8.5mmの薄さに詰まっている。本体デザインも何気ない形状が強度に影響するので簡単には決められないという。このカタチにたどり着いたのは、少しでも性能を良くしたいという開発者たちの知恵と努力、そして執念と意地の結果なのである。
カメラで写真を撮ったり、ゲームしたりと、日頃何気なく使うことが多いスマホだが、ご覧のように複雑にパーツが入り組み、最先端のテクノロジーが詰まって、高度な技術であのサイズとデザインを実現させていることがおわかりいただけただろう。
筆者はゲームをよくプレイするので、ベイパーチャンバーの実物が見られたのは感動した。あの薄い金属のプレートの中に、液体が入って放熱しているなんて……。スマホの進化はCPUの進化。しかし、CPUが高性能化すればするほど発熱も大きくなっていく。それを技術とアイデアでねじ伏せていく。そんな終わらない戦いに身を投じる技術者たちに、今まで以上に尊敬の念を禁じえない。
以前、富士通コネクテッドテクノロジーズの工場見学で、様々な耐久試験やスマホができあがる工程を見せてもらったが(関連記事)、このようにじっくりと見る機会は初めてであり、よりスマホへの理解が深まった気がする。あの機能がこのパーツで動いて、ココと接続されていて……、と頭ではわかっていたのだが、中の構造は予想でしかなかった。それが明確になったのだから、今後の記事に活かせないとバチが当たりそうだ。
最後に、先日スマホ総研定例会でもリアルタイム分解をしたので、こちらもぜひチェックしてほしい。開発担当者直々の解説が聞けるので必見だ。
PR:富士通コネクテッドテクノロジーズ
ドコモ「arrows NX9 F-52A」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ |
ディスプレイ | 6.3型有機EL(19:9) |
画面解像度 | Full HD+ (1080×2280ドット) |
サイズ | 約152×72×8.5mm (最厚部約9.3㎜) |
重量 | 約162g |
CPU | Snapdragon 765G 2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android™ 10 |
5G最大通信速度 | 下り2.1Gbps/上り218Mbps |
5G対応周波数 | Sub-6 |
カメラ | アウト:約4850万画素(広角、F値1.8) +約800万画素(超広角、F値2.4) +約500万画素(深度、F値2.2) /イン:約1630万画素 |
バッテリー容量 | 3600mAh |
FeliCa | ○ |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | ○/○ (洗える/アルコール除菌可) |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ホワイト、ネイビー、ゴールド |