ファーウェイ通信 第142回
修理の予約や進捗確認、パーツ価格の事前チェックもサポートアプリでできて安心
リアル店舗で即日修理、代金の目安も事前確認可 ファーウェイのサポート体制を調べた
2021年03月17日 11時00分更新
1時間が目安で修理が完了する来店での修理 事前の予約が◎
では、ここからは店舗持ち込み修理の流れを見ていこう。
持ち込み修理ができる店舗には、ファーウェイ直営の2店舗(東京・銀座、大阪・梅田)と、全国に12店舗のファーウェイ認定修理店がある。直営の2店舗では、スマホやタブレットにノートPC、ウェアラブル端末、オーディオ機器まで、ファーウェイ製品の全ラインアップの修理に対応している。一方の認定修理店は、基本的にスマホのみの対応となっており、ファーウェイの正規パーツを使用した直営店と同基準による修理が受けられる。
持ち込み修理の前に必ずしておく必要があるのが、端末内のデータのバックアップだ。これを済ませたら、ファーウェイカスタマーサービスセンター銀座店と梅田店に持ち込む場合は、来店予約もしておくことがオススメ。時間まで指定しておくことで、店舗での待ち時間が短縮され、滞在時間を短くすることができるからだ。
また、事前に破損や不具合のある箇所を知らせておくことで、修理の流れがスムーズに進む可能性が高まるというメリットもある。さらに指定した来店日時に、修理に使用するパーツが欠品していることが判明した場合には、あらかじめ連絡を受けられる。来店日時を再調整すれば無駄足になるのを防げるわけだ。
今回は、ファーウェイカスタマーサービスセンター銀座店を実際に訪れ、修理の流れを取材した。現地に到着して驚いたのが、スタッフが修理するエリアがガラス張りでオープンになっていること。スマホなどを実際に修理している現場を見る機会はあまりないので、ちょっと面白い。このあたりはグローバルで統一されたレイアウトとのことだ。
来店したら、まずは店頭の受付機で番号札(整理券)を受け取る。前述したように、来店予約をしておけば、待ち時間は短縮される。待合スペースでは、無料の飲み物なども用意されており、ソファーの脇には端末充電用のケーブルまである。
カウンターに通されたら、あとはスタッフの指示に従うだけ。修理内容が確定すると見積もりが提示され、それを承諾すれば、実際に修理が始まる。ファーウェイカスタマーサービスセンターでは、修理にかかる時間は基本的に「受付から1時間以内に収める」ことを目指しているとのことで、移動中の空き時間や会社の帰宅途中などにサッと修理を済ませられるのはうれしいところだ。
ファーウェイカスタマーサービスセンターでは、修理以外にも初期設定サポートや操作方法などの相談も受け付けている。また、ケースなどのアクセサリー類が豊富に揃っており、保護フィルムの貼付サービス(有料)も提供される。各ジャンルの最新モデルも展示されているので、購入前のチェックに立ち寄るのもいいだろう。
【コラム】
ファーウェイの有償保証サービスとは?
ファーウェイは、スマホとタブレット向けに「ファーウェイ安心保証」という有償保証サービスを提供している。通常は1年間の製品保証期間を2年間または3年間へと延長するもので、自然故障以外に水濡れや落下もサポートする。水濡れと落下はサポートされない「ファーウェイ延長保証」もあるが、ファーウェイの担当者によると、ファーウェイ安心保証のほうを選択する人がほとんどだそうだ。
ファーウェイ安心保証には、製品購入と同時または購入から3週間以内に加入できる。価格と保証内容は端末ごとに異なり、たとえば「HUAWEI P40 Pro 5G」では、2年間で税抜1万9800円、3年間で税抜2万9800円という価格で、その期間内の修理料金が0円(修理交換サービス料金は不要)となる。
参考までに、HUAWEI P40 Pro 5Gのパーツ価格は、ディスプレーが税抜3万2200円、メイン基板は税抜5万5400円(いずれも概算で、作業費は含まず)となっている。期間内に故障がないというケースの方が多いだろうが、それでも普段から余計な心配をすることなく、スマホを使いこなせるのは大きい。過去に端末を落下させたり水没させたりして、高額な修理料金を支払ったというような経験を持つ人は、加入を検討するといいだろう。
なお、ディスプレーの破損については、別の有償保証サービス「ファーウェイ画面破損サポート」も用意されている。こちらは製品購入と同時または購入から1週間以内に加入できるもので、保証期間は90日間、180日間、365日間の3種類。価格はすべての端末(対象はSIMフリースマホとタブレットのみ)で共通となっており、90日間は税抜2000円、180日間は税抜3500円、365日間が税抜6000円。期間内に発生した画面破損を1回に限り、無償で修理してくれる。
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