アップルは12日(現地時間)、「iPhone 12 Proの各モデルで驚くほど美しい花の写真を撮る方法(How to capture stunning floral photos with iPhone 12 Pro models)」と題したニュースリリースを公開。世界的なフローラルデザインスタジオのNathan Underwood氏による、一般ユーザーでも参考にできる撮影テクニックを紹介している。
具体的な方法については、アップルのサイト(https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/02/how-to-capture-stunning-floral-photos-with-iphone-12-pro-models/)を参照してほしいが、その中からいくつかピックアップして掲載しよう。
まず重要なのがセッティング。拡散された自然光が横方向から来ている状況がよく、屋内では窓から0.5~1メートルのところでの設置を勧めている。また、被写体を際立たせるために背景はできるだけ模様がない状況、この組み合わせが秘訣だとしている。
続いてはフレーミング。基本は被写体を中央に置き、フレーム全体に均等に配置されているかを確認する。iPhoneで撮影する場合は、最短撮影距離が一番短いレンズ、iPhone 12 Proシリーズの場合は望遠レンズを選ぶという。被写体正面からわずかに下向きに構えることで花瓶まで入り、立体感を得ることができる。
ポートレートモードも活用する。特に撮影後に編集する場合は写真アプリで深度の調整もできる。また、撮影した写真の大半は編集作業を行なうが、具体的な操作としては、写真をトリミングしてこれでもかというくらいに花を大きくする、露出を少し増やして明るくする、彩度を少し動かして鮮やかさを際立たせる、暖かみを少し調整してエレガントな効果を出すなどがある。
Apple ProRAWでの撮影に対応したiPhone 12 Proシリーズでは、Adobe Lightroom上で同様の編集や、また領域を選んで1つの花だけで露出を上げるなど、さらなる工夫が可能だとしている。