ファーウェイ通信 第140回
HUAWEI WATCH GT 2シリーズ/HUAWEI WATCH FITのソフトウェアアップデートで可能に!
ファーウェイのウェアラブル端末が新対応の血中酸素レベル測定機能を実際に試す
2021年02月17日 11時00分更新
24時間リアルタイムのモニタリングが可能な機種も
では、血中酸素レベル測定機能を実際に試してみよう。
まずは、ウェアラブル端末のファームウェア更新が必要だ。これは、公式アプリ「HUAWEI Health」から実行する。「デバイス」タブを開いてアップデートするモデルを選択し、「ファームウェア更新」をタップ。画面の指示に従ってダウンロードと転送を完了させる。
血中酸素レベル測定機能は、基本的にはユーザーの操作によって利用するが、「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」「HUAWEI WATCH FIT」の2モデルについては、24時間リアルタイムのモニタリングが可能だ(24時間モニタリングの利用には、Google PlayでHUAWEI Healthを使用している人は、HUAWEI AppGallery、またはブラウザを用いてAPKをダウンロードする必要がある)。HUAWEI Healthアプリから「血中酸素の自動測定」をオンにすればOKで、測定を意識することなく継続的にデータをとることが可能。手動での測定が難しい睡眠中のデータも確認できる。
また、血中酸素レベルの低下を知らせるアラートを受け取ることもできる。こちらの対象モデルはHUAWEI WATCH GT 2 ProとHUAWEI WATCH FIT。HUAWEI Healthアプリから「低血中酸素のアラート」を有効にし、基準の数値を設定しておく。
今回は、年齢40代半ば、非喫煙者、既往歴なしという筆者がHUAWEI WATCH GT 2 Proを常時装着し、血中酸素レベル測定機能を試した。といっても手間は何もない。24時間リアルタイムのモニタリングをオンにして、約3日間を過ごしただけだ。
結果は、上の画面のとおり。血中酸素レベルは95~100%のあいだで推移し、90%以下になると届くように設定しておいたアラートを受け取ることは幸いにもなかった。血中酸素の正常値は96~99%程度と言われているので、あくまで目安だということは理解しつつも、筆者としては安心できる結果だった。
今回はテストのために、いろいろと条件を変えて手動での測定も試した。激しい運動の前後で測定値が変わるのか、深呼吸しながら測定するとどうなるか、寒い場所ではどうかなどを試してみたが、数値に大きな変動はなかった。厳密なところはわからないが、こうした運動による変化はそれほどないようだ。
ただ、HUAWEI WATCH GT 2 Proのバンドをゆるめに装着していた際には、明らかに測定値が低いケースがあった。本体背面のセンサーを利用して測定しているので、正しく装着しておくのは必須のようだ。
機能とデザインで選べるファーウェイのウェアラブル端末
ここで、ファーウェイのウェアラブル端末のラインアップをあらためて見ておこう。
まずは、腕時計型(スマートウォッチ型)。スタンダードなHUAWEI WATCH GT 2、スポーティーなHUAWEI WATCH GT 2e、プレミアムなHUAWEI WATCH GT 2 Proという3モデルが揃い、音声通話への応答や音楽再生などの機能もあって、高性能なことが特長。従来からの腕時計デザインを踏襲しており、ビジネスとプライベートのどちらの場面・服装でも違和感なく使える。
次はリストバンド型で、「HUAWEI Band 4 Pro」と「HUAWEI Band 4」という2モデルがラインアップされている。ディスプレーが小さいぶん、小型軽量な本体になっており、気軽な装着感が最大の特長。ただ、機能面はやや限定的になるのは確かで、この2モデルには血中酸素レベル測定機能が搭載されていない。
最後に、大画面リストバンド型。HUAWEI WATCH FITがこれに当たるモデルで、腕時計型よりは気軽な装着感でありながら、画面サイズをリストバンド型より少し大きくすることで見やすさや操作性が向上している。腕時計型とリストバンド型の中間型の位置付けとも言えるタイプだ。

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