HDMI入力でゲーム機などと接続して単体ディスプレーとしても使用可能
狭ベゼルに4本脚型スタンドでスッキリしたPCデスク環境にできる富士通一体型PC「ESPRIMO WFB/E3」 (2/2)
2020年11月27日 09時00分更新
顔認証と人感センサーを組み合わせた瞬間起動が便利
ESPRIMO WFB/E3のディスプレーは23.8型フルHDのグレアパネルが採用されている。グレアパネルとはいっても、光沢感と低反射を両立した同社独自のローヘイズディスプレーのため、一般的なグレアパネルに比べると映り込みは少なめ。実際、明るい室内でも映り込んでいるものの形がぼんやりわかる程度で、かなり見やすく感じた。
ディスプレーの角度調節は、チルト(上下の角度調節)のみの対応。調節範囲はもう少しほしいかなとも思ったが、視野角が広く斜めから見ても色の変化が少ないので、実用上はあまり不便を感じなかった。
ちなみにディスプレー上部には顔認証対応のWebカメラが、下部には人感センサーが内蔵されている。本製品は、このふたつのセンサーを利用した「瞬間起動」という機能を利用できる。あらかじめWindows Helloで自分の顔を登録して、瞬間起動を有効にしておけば、本機の前に座るだけで電源ボタンやキーボードに触れたりパスワードを入力したりしなくてもパソコンが使えるようになって、とても便利だ。
このほか、ESPRIMO WFB/E3はHDMI入力端子を搭載しており、ゲーム機やAV機器、スマホなどの外部ディスプレーとして利用することも可能。これらのデイバイスとケーブルでつないで本体左側面の外部入力ボタンを押すだけで、手軽にゲーム機などの画面を映し出すことができる。また音声も本機のステレオスピーカーから出力することが可能。画質・音質ともにクオリティーが高いので、さまざまなデバイスでディスプレーやスピーカーを共有して机周りをスッキリさせたいという人には非常にうれしいポイントだ。
洗練されたデザインと使い勝手のよさが魅力的なESPRIMO WFB/E3。今回は、その外観や機能を中心に紹介したが、次回は気になるパフォーマンスをチェックしていこう。
ESPRIMO WFB/E3の主なスペック | |
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CPU | AMD Ryzen 7 4700U(8コア/8スレッド、最大4.1Ghz)/AMD Ryzen 5 4500U(6コア/6スレッド、最大4.0Ghz) |
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス(CPU内蔵) |
メモリー | 4/8/16/32GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD(PCIe) ※セカンダリストレージとして1TB/2TB HDD(SATA、5400rpm)も選択可能 |
ディスプレー | 23.8型ワイド(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ/スーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.2(Gen2、Type-C)、USB 3.2(Gen1)×3、HDMI入力、HDMI出力、有線LAN端子、ダイレクト・メモリースロット、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子 |
サイズ | およそ幅544×奥行き174×高さ385mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |