標準構成でも長く使えるハイスペックモデル
ゲームプレイ最強構成に! 豊富なBTOメニューを安心カスタマイズ可能、裏配線も素敵なサイコム「G-Master Spear Z490」をカスタム
2020年11月20日 11時00分更新
単純なCPU性能ではAMDのRyzenシリーズに抜かされてしまったものの、ソフト、とくにゲームの動作に関してはインテルのCPUへと最適化されているタイトルが多い。そのため、ベンチマークのスコアでは負けてしまっていても、実際のゲームでは同等のfpsが出せたり、最低fpsが高く維持できていたりと、インテルのCPUの方が有利になるシーンもある。
こういったインテル環境を望む人にうれしいのが、ハイエンド構成が可能なサイコムの「G-Master Spear Z490」。標準スペックで、CPUにCore i7-10700K、16GBメモリー、512GB M.2 PCIe SSD、そしてGeForce RTX 2060を搭載するパソコンだ。
価格は20万円オーバーと高価なものの、ほとんどのゲームをWQHD(2560×1440ドット)の高画質設定で遊べるだけの実力がある。もちろんこれだけの性能があれば、この先5年はゲーミング性能で困ることもないだろう。
ただし、4K画質で遊びたいというのであれば少々話が異なる。CPUもビデオカードも、より高性能なものを選ばなければ、カクついてゲームにならないシーンが増えてしまう。そこで今回は、G-Master Spear Z490のスペックを現状最強に近い構成へと変更。具体的には、CPUをCore i9-10900K、ビデオカードをGeFroce RTX 3080、メモリーを32GBへとスペックアップし、最強性能構成を目指してみた。
G-Master Spear Z490の主なスペック | |
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CPU | Core i7-10700K(試用機はCore i9-10900K) |
CPUクーラー | Noctua NH-U12S |
グラフィックス | GeForce RTX 2060(試用機はGeFroce RTX 3080) |
メモリー | 16GBメモリー(試用機は32GBメモリー) |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe SSD |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z490-PLUS |
ケース | CoolerMaster CM694 |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(ASUS DRW-24D5MT+書込みソフト) |
電源 | SilverStone SST-ST85F-PT |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
定評ある組み立て技術で、完成度の高いハイスペックパソコンに!
BTOパソコンにおいて、スペックのカスタマイズはごく当たり前に行なわれる行為だが、困るのが、動作しない組み合わせが選べてしまうことがある。さすがに最近ではこういった例はなくなってきているが、サイコムでは早くからこの問題に取り組み、選んだ瞬間に注意を表示するようにしているのが親切だ。
また、自作パソコンでは妥協しがちなケーブルの取り回しについても、こだわって行なってくれるのがいいところ。ケース内がスッキリして見た目がよくなるだけでなく、空気の流れが改善されるため、とくにG-Master Spear Z490のような空冷パソコンでは重要なポイントだ。
空気の流れ悪いとケース内に熱がこもりやすくなり、温度が上昇。すると冷却性能が低下し、CPUやGPUの温度が上昇してしまう。こういったトラブルは組み立て方次第である程度回避できるのだが、熟練の技術がものをいう部分でもある。パーツ構成が1台ずつ変わるBTOパソコンなら、なおさらだ。
サイコムはこの組み立て技術の高さに定評があり、どのパソコンを購入しても、キッチリとしたケーブル取り回しを行なってくれるのがありがたい。