ネットギアジャパンは11月18日、 Pro AV用にプリセットされた1Gbpsメインの「M4250シリーズ」をマネージスイッチのラインアップに追加すると発表。同日から「M4250-10G2XF-PoE++」、「M4250-10G2XF-PoE+」、「M4250-10G2F-PoE+」、「M4250-12M2XF」、「M4250-16XF」の5モデルを発売した。
M4250シリーズは、10Gbpsや100Gbpsの大容量伝送が必要ない、音声配信や小規模な映像配信に最適とするマネージスイッチ。通常のオフィス用スイッチと異なり、電源とLANポートは同一方向に設置されているほか、反対側からでもポートごとのステータスを確認できるLEDライトを搭載する。
ファンの動きは「Off」「Quiet」「Cool」の3段階から選択可能で、静寂が必要な場面ではOffに設定することでスイッチの騒音を消せる。また、本体が高温になると自動でQuietモードに切り替わり、静かにファンが動き出す。
通常のラックマウントキットにくわえて、ラックとスイッチの間にスペースを作れるラックマウントキットも付属する。さらに、本体前面にはクランプ用の穴(M10)×1、底面にはVESAマウント用の穴(M5)×4も備え、ライブ会場など柔軟な設置が求められるシーンにも最適だとしている。
本シリーズは、映像伝送に必要な設定が事前に施されているため、必要なポート数とPoE給電容量のスイッチを選んでLANケーブルをつなぐだけで利用できる。また、従来のWeb GUIにくわえ、選択したポートで使うアプリケーションを指定するだけで設定が完了するAV用のWeb GUIも用意する。
M4250-10G2XF PoE++は、1G PoE++ポート×8を装備。1ポートあたり90W、機器全体で720W出力の給電が可能だ。そのほか、1Gポート×2、10G SFP+スロット×2を備える。価格は30万8000円。
M4250-10G2XF PoE+は、1G PoE+ポート×8を装備する。1ポートあたり30W、機器全体で240W出力の給電が可能。そのほか、1Gポート×2、10G SFP+スロット×2を備える。価格は24万2000円。
M4250-10G2F-PoE+は、1G PoE+ポート×8を備え、1ポートあたり30W、機器全体で125W出力の給電が可能。そのほか、1Gポート×2、SFPスロット×2を装備する。価格は15万4000円。
M4250-12M2XFは、1G/2.5Gポート×12、10G SFP+スロット×2を装備する。価格は24万2000円。
M4250-16XFは、10G SFP+スロット×16を装備する。価格は30万8000円。