ASCII Power Review ― 第106回
Galaxy Z Fold2 5G 実機レビュー = 二つ折りで大画面で爆速で至高のスマホなのだ!!-倶楽部情報局
2020年11月16日 18時00分更新
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本日は、ASCII倶楽部の人気記事「Galaxy Z Fold2 5G 実機レビュー = 二つ折りで大画面で爆速で至高のスマホなのだ!!」を紹介します。
auは、ディスプレー折りたたみ型サムスン製Androidスマホ「Galaxy Z Fold2 5G」(SCG05)を11月4日に発売した。日本国内初のフォルダブルスマホ「Galaxy Fold SCV44」が発売されたのが2019年10月25日。ほぼ1年後に次世代機が登場したことになる。なお、今回もau独占である。
初代機には完全ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds」(実売価格1万7000円前後)が同梱されていたが、今回は「AKGチューニングマイク付き高音質イヤホン(USB Type-C)」に変更され、価格も24万5520円から25万9980円へと値上がりしている。
残念ながらFeliCaにも対応していないのだが、5Gに対応したうえで、デザイン、使い勝手も着実に進化を遂げている。進化点に注目してレビューしていこう。
現時点でAndroid最速のSoC「Snapdragon 865 Plus」を搭載
OSは「Android 10」、SoCは「Qualcomm Snapdragon 865 Plus 5G Mobile Platform」(8コア、3GHz×1、2.4GHz×3、1.8GHz×4)を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は256GBを搭載している。microSDメモリーカードは非対応だ。
ディスプレーはメインが7.6インチQXGA+(2208×1768ドット)のDynamic AMOLED(有機EL)、カバーが約6.2インチHD+(2260×816ドット)のSuper AMOLED。初代機はメインが7.3インチQXGA+(2156×1536ドット)のDynamic AMOLED、カバーが約4.6インチHD+(1680×720ドット)のSuper AMOLEDだったので、特にカバーディスプレーが格段に大型化されたことになる。実際、カバーディスプレーだけでも普通のスマホと遜色ない使い勝手だ。
また、初代機はメインディスプレー右上にインカメラと深度カメラが搭載されていたため大きくえぐられていたが、Galaxy Z Fold2 5Gはパンチホール仕様となっており、本体のベゼルぎりぎりまで画面が広がっている。この点が外観上の最も大きな進化点だ。
カメラ構成を新旧Foldで比較すると下記のとおりとなる。Galaxy Z Fold2 5Gは超広角カメラの画素数が減り、広角カメラが暗くなっているが、超広角、広角カメラともにピクセルサイズは大きくなっている。今回は両者を撮り比べることはできなかったが、Galaxy Z Fold2 5Gのカメラ画質については最後の章でご覧いただきたい。
通信機能は5G(Sub6)、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0という構成。海外版「SM-F916B」はnanoSIMカード(物理SIM)とeSIMのデュアルSIMだが、au版はnanoSIMカードのみのシングルSIM仕様。さらに海外版はミリ波に対応しているが、au版は非対応。もうひとつのフラッグシップモデル「Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06」がミリ波対応だけに、本製品もサポートしてほしかったところである。
サイズ/重量も新旧Foldを比較しておこう。
●Galaxy Z Fold2 5G
開いた状態 159.2×128.2×6.0~6.9mm
閉じた状態 159.2×68.0×13.8~16.8mm
重量 約282g
●Galaxy Fold
開いた状態 160.9×117.9×約6.9~7.6mm
閉じた状態 160.9×62.8×15.7~17.1mm
重量 約276g
Galaxy Z Fold2 5Gは重量がわずかに増えているが、開いた状態でも閉じた状態でも厚みが薄くなっている。特に閉じた状態の最薄部は1.9mmも薄くなっているので、携帯性は着実に向上した。なお、バッテリー容量は4380mAhから4500mAhへとわずかに増えている。
フォルダブルスマホとしての最大の進化点は、「Galaxy Z Flip」と同様に角度を自由に調整できる「フレックスモード」を採用したこと。これにより単独で机の上に置いてタイマー撮影したり、クラムシェルノートPCのようなスタイルでテキスト入力したり、「Google Duo」などでハンズフリーのビデオ通話が可能となった。このモードを想定したアプリケーションがサードパーティーなどからもリリースされることに大いに期待したい。
なお、本製品のメインディスプレーはコンテンツに応じてリフレッシュレートを11~120Hzに調整する機能が搭載されているが、筆者が定番バトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」で試してみたところ、フレーム設定に「90fps」が表示されなかった。どうやらアプリ側がGalaxy Z Fold2 5Gに対応していないようだ。
つまり、すべてのゲームで90fps、120fpsでプレイできるわけではない。せっかくの大画面&高速ディスプレーを生かせるように、多くのアプリが対応することを望みたい。
AnTuTuのランキングで第3位に堂々ランクイン!
ゲーミングスマホとしてもトップクラスだ
続きは「Galaxy Z Fold2 5G 実機レビュー = 二つ折りで大画面で爆速で至高のスマホなのだ!!」でお楽しみください。
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