ASCII Power Review 第107回
5Gは「ミリ波」入りで将来も安心です
Galaxy Note20 Ultra 5G 実機レビュー = カメラも手書きペンも超進化していた!!
2020年11月13日 13時00分更新
auとドコモは、サムスンのペン内蔵Androidスマホ「Galaxy Note20 Ultra 5G」を発売した。デジタルノート、カメラ、ビデオカメラ、ボイスレコーダーとして活用できる本端末は、筆者周囲のライターや記者にも大人気なシリーズだ。
かくいう筆者も発売日にau版を購入して、メインのAndroidスマホとして愛用している。というわけで今回は特に使い勝手に重点を置いて実機レビューをお届けしよう。
ほぼ全画面な6.9インチ有機ELディスプレーがいい
もちろん「ミリ波」にも対応で将来も安心
本製品はOSに「Android 10」、SoCに「Qualcomm Snapdragon 865 Plus」(8コア、3.0GHz×1、2.4GHz×3、1.8GHz×4)を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は256GBを搭載し、最大1TBのmicroSDXCメモリーカードを装着可能だ。なおau版とドコモ版でメモリー、ストレージ容量に違いはない。
ディスプレーは、約6.9インチのQuad HD+ 有機EL(3088×1440ドット、496ppi、輝度1500cd/平方m、色域DCI-P3カバー率100%、コントラスト比3,000,000:1、リフレッシュレート最大120Hz)を採用。左右側面に丸みを帯びたベゼルレスの全面フルガラスが使われており、「Infinity-O Display」と名づけられている。なおディスプレー表面は高耐久ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」でカバーされている。
カメラは、
超広角(12MP、1.4μm、約120度、F2.2)
広角(108MP、0.8μm、約79度、F1.8、1/1.33型、OIS)
望遠(12MP、1.0μm、約20度、F3.0、OIS)
フロント(10MP、1.22μm、約80度、F2.2)
という構成だ。望遠カメラはペリスコープ型の5倍光学ズームとなっており、最大50倍の超解像ズームで撮影可能。なお静止画は最大12000×9000ドット、動画は8K(7680×4320ドット)/24fpsで記録できる。
通信機能は5Gでは「Sub6」に加えて「ミリ波」も内蔵。Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0を搭載。5G接続時はau版が下り最大4.1Gbps、上り最大481Mbps、ドコモ版が下り最大4.2Gbps、上り最大480Mbpsで通信可能と謳われている。
本体サイズは約77×165×8.1~10.8mm、重量は約208g。バッテリーは4500mAhを内蔵。防水性能はIPX5/8、防塵性能はIP6X。本体カラーはau版、ドコモ版ともにミスティックブロンズとミスティックブラックが用意されている。
なお、「Galaxy Z Fold2 5G」や「Galaxy Z Flip 5G」はFeliCa(おサイフケータイなど)に対応していないが、本製品はサポートしている。ただし、ワンセグ、フルセグ視聴機能は搭載されていない点には注意してほしい。
Sペンは改良されて
まるでアナログの筆記用具のような極上の書き心地
本製品の約77×165×8.1~10.8mmのボディーサイズは使う人を選ぶ。しかし、約6.9インチの大画面がビューワーとして使い勝手がいいことに異論はないはず。動画の視聴、ゲームプレイ、もちろんウェブブラウジングなどで大画面の恩恵は大きい。
また、約6.9インチの大画面だからこそSペンの筆記用具としての実用性が向上している。筆者自身は絵心がないので試していないが、キャンペーン特典として定番ペイントツール「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」が6ヵ月無料だ。絵心のある方は本製品をゲットしたらぜひ使い倒してみよう。
Sペンの筆圧検知は4096段階で変更ないが、描画のレイテンシー(遅延)が前モデル「Galaxy Note10+」の42msから9msへと大幅に短縮されており、描線の遅れはほとんど体感できないレベル。また、ペン先の摩擦感も絶妙な軟らかさにチューニングされている。まるでアナログの筆記用具のような書き心地を実現しているというのが率直な感想だ。
カメラは記憶色に近い画質
真骨頂は食事モードとナイトモード
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