駅の窓口にTileアクセスポイントを設置、10月26日から
東急線全線88駅で、探し物トラッカー「Tile」を活用した落としもの追跡サービス開始
2020年10月23日 18時00分更新
Tileは10月23日、同社が提供する探し物トラッカー「Tile」と検知システム「Tileアクセスポイント」を東急線全線に導入すると発表した。
東急電鉄は10月26日から、東急線全線(東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線・こどもの国線・世田谷線)の88駅で、TileとTileアクセスポイントを活用した落とし物追跡サービスの提供を開始する。鉄道会社におけるTileアクセスポイントの導入は日本初とのこと。
なお、こどもの国線の恩田駅とこどもの国駅、世田谷線の西太子堂駅、若林駅、松陰神社前駅、世田谷駅、宮の坂駅、山下駅、松原駅は対象外となる。
本サービスでは、東急線の88駅の窓口に常時TileのBluetooth電波を拾うTileアクセスポイントを設置する。Tileを取り付けた鍵や財布などの忘れ物が駅窓口に届けられると、自動かつ匿名で接続して、位置情報を持ち主のアプリに通知する。これにより、電車内や駅構内での忘れものを早期に発見できるようになるとしている。
自動通知サービスを利用するには、紛失したアイテムをTileアプリ上で選択し、「見つかったら通知」を押して、紛失物として登録する必要がある。
Tileは、世界195の国と地域で使用されているという探し物トラッカー。同社は、Tileを付けた持ち物が屋外でも発見されやすくなるように、駅などの落とし物・忘れ物が発生しやすい場所を中心に、Tileアクセスポイントの設置・拡充を推進している。
東急線全線における本サービスの導入は、2018年7月から東横線・田園都市線渋谷駅で実施されたTile試験導入の結果、一定の効果が見込めるものと判断され実現したとのこと。