このページの本文へ

再び圧倒的なカメラ性能をアピール ファーウェイ「HUAWEI Mate 40 Pro」発表

2020年10月22日 22時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ファーウェイは22日、オンライン発表会を開催し、次期フラグシップ「HUAWEI Mate 40」シリーズの3モデルを海外発表した。国内でのリリースについてはまだ触れられていない。

最上位の「HUAWEI Mate 40 Pro+」にはリング部分に5眼カメラを搭載!

1/1.28型の5000万画素センサーを中心に4眼または5眼
SoCには5nmプロセスで製造した「Kirin 9000」を搭載

 米政府による締め付け強化のなか、例年からは発表が遅れていた「HUAWEI Mate」シリーズの新モデルだが、再び圧倒的なカメラ性能とともに発表された。メインとなるカメラはHUAWEI P40 Proと同じく、1/1.28型という大きさで、画素数は5000万画素までアップ。画素数だけならこれを上回る製品もあるが、RYYBフィルターなど、暗所での性能をあらためてアピールした。

「Leap Further」とさらに一歩先に飛躍したと語る

スマホカメラ最大級のセンサーサイズ

1億画素カメラのGalaxy Note20 Ultraとの比較

暗所でのシングルショットでの明るさを比較

 上位から「HUAWEI Mate 40 Pro+」「HUAWEI Mate 40 Pro」「HUAWEI Mate 40」の3モデルがあり、Mate 40 Pro+はこの50メガに超広角20メガ+ペリスコープ型で光学10倍の8メガ+光学3倍の12メガ+ToFカメラの5眼構成。ハイブリッドズームは最大20倍で、デジタルズームは最大100倍。

HUAWEI Mate 40 Pro+のカメラ構成

 Mate 40 Proはメインの50メガ+超広角20メガ+ペリスコープ型で光学5倍の12メガ+AF用のレーザーセンサー、Mate 40はメインの50メガ+超広角16メガ+光学3倍の8メガ+レーザーセンサーのともに4眼構成となっている。

HUAWEI Mate 40/40 Proのカメラ構成

20倍ズームでもライバルを上回るとする

 カメラの新要素としては、アンチディストーションシャッターによる歪みの低減、またイン/アウト同時の240fpsでのスローモーション動画、リアルタイム処理エンジンによる4K HDRの動画撮影、インカメラのピクセルサイズの大きさなどがアピールされている。

インカメラのセンサーも大きい

アンチディストーションシャッターを搭載

XD Fusionと名付けられたHDR録画のエンジン

 CPUも新開発の「HUAWEI Kirin 9000」を新たに開発して搭載した(Mate 40のみ下位版のKirin 9000E)。5nmプロセスでの初の5G SoCだとしており、トランジスタ数でもアップルのA14 Bionicの30%増し、8コアCPUのうち最速コアは3.13GHzでSnapdragon 865 Plusより10%高速、Mali-G78の24コアGPUは同52%高速と語られた。

最新SoC「Kirin 9000」の紹介

Snapdrgaon 865 Plusより高速と主張する

Kirin 9000の特徴一覧

88度カーブドディスプレーでiPhone 12 Pro Maxより大画面で
サイズはよりコンパクトに

 デザイン面では、極限まで曲面化した88度カーブドディスプレーで、Mate 40 Pro/Mate 40 Pro+については6.76型有機EL(Mate 40は6.5型)と、iPhone 12 Pro Maxを上回る画面サイズでありながら、横幅は75.5mmと抑えていることをアピール。カラバリは、Mate 40 Proは光の当たり方でさまざまな色に見えるホワイトエレガントに、プレミアムなブラック、エレガントなホワイト、そしてビーガンレザーのイエローとグリーンの計5色。上位のMate 40 Pro+にはナノテクセラミックのホワイトとブラックを用意している。

88度カーブドディスプレーを搭載

ミスティックシルバー

前モデルに続いて登場のヴィーガンレザー素材を用いたモデル

リングライト内蔵ケースにペン対応!
高音質ヘッドホンにスマートスピーカーも登場

 周辺機器にも新たな工夫が見られた。高速充電では有線で最大66W、ワイヤレスでも最大50Wに対応。背面にリングライトを収納して、180度回転してすぐに取り出せるケース、さらには「HUAWEI M-Pen 2」によるペン入力にも対応した。

50Wでのワイヤレス充電に対応

リングライトケースは69ユーロ(約8500円)

ペン入力にも対応する

 価格は、HUAWEI Mate 40が899ユーロ(約11万円)、HUAWEI Mate 40 Proが1199ユーロ(約14万8000円)、HUAWEI Mate 40 Pro+が1399ユーロ(約17万3000円)。さらにポルシェデザインによるHUAWEI Mate 40 RSも用意されており、こちらは2295ユーロ(約28万4000円)となっている。

ファーウェイ製品ではおなじみのポルシェデザインのモデルも

高音質ヘッドフォン「FreeBuds Studio」は299ユーロ(約3万7000円)

スマートスピーカーの「HUAWEI Sound」は199ユーロ(約1万5000円)

  HUAWEI Mate
40 Pro
HUAWEI Mate
40 Pro+
HUAWEI Mate
40
ディスプレー 6.76型有機EL(90Hz対応) 6.5型有機EL
(90Hz対応)
画面解像度 1344×2772 1080×2376
サイズ 75.2×162.9
×9.1/9.5mm
75.5×162.9
×8.8mm
75.2×162.9
×8.8/9.2mm
重量 212g 230g 188/184g
CPU HUAWEI Kirin 9000
3.1GHz×1+2.54GHz×3
+2.05GHz×1(オクタコア)
HUAWEI Kirin 9000E
3.13GHz×1
+2.54GHz×3
+2.05GHz×1
(オクタコア)
内蔵メモリー 8GB 12GB 8GB
内蔵ストレージ 256GB 256GB 256GB
OS EMUI11.0(Android 10)
無線LAN Wi-Fi 6(160Hz幅、1024QAM)
アウトカメラ 50メガ(標準)
+20メガ(超広角)
+12メガ(光学5倍)
+レーザーAF
50メガ(標準)
+20メガ(超広角)
+8メガ(光学10倍)
+12メガ(光学3倍)
+3D深度測定
50メガ(標準)
+16メガ(超広角)
+8メガ(光学3倍)
+レーザーAF
バッテリー容量 4400mAh 4400mAh 4200mAh
生体認証 ○(3D顔、画面内指紋) ○(顔、画面内指紋)
防水・防塵 ×
SIM nanoSIM×2
USB端子 Type-C
イヤホン ×
カラバリ Mystic Silver、White、Black、Green、Yellow Ceramic White、Ceramic Black Mystic Silver、White、Black、Green、Yellow
価格 1199ユーロ 1399ユーロ 899ユーロ

■関連サイト

カテゴリートップへ

ファーウェイ・オンラインストア 楽天市場店