平均点がとても高い1台、フルHDならほとんどのゲームタイトルが快適
ノートPCで価格を抑えてガッツリゲームしたい人は要注目のLEVEL∞144Hz液晶&RTX 2060搭載「LEVEL-15FXR21-i7-ROXX」
2020年10月23日 11時00分更新
たまに持ち運ぶ程度であれば問題なしなサイズと重量
LEVEL-15FXR21-i7-ROXXは、サイズがおよそ幅364×奥行258×高さ34.2mmで、重さは約2.26kg。最近だと2kgを切るゲーミングノートもあるので、すごく軽いとはいえないが、そこそこ薄くて軽量だ。
モバイルマシンとしては運用しづらいが、自宅でゲームやテレワークに使って、友人宅でゲームをしたり、会社で作業したりするために、たまに持ち運ぶ程度であれば十分可能。可能であれば、15.6型ノートが入るリュックなどを用意すると、より持ち運びやすくなる。試しに自分のリュックに入れてみたが、すっぽりと入り、ACアダプターを入れる余裕もあった。
筐体は、LEVEL∞をしっている人であればお馴染みのデザイン。ブラックを基調とし、背面にLEVE∞のロゴがあるのみと、とてもシンプルなデザインになっている。薄型のボディーや狭額ベゼルが相まって、スタンダードなノートパソコンとしてもあつかいやすいデザインになっている。
ゲーミングパソコンらしさを出したければ、「Control Center 3.0」を利用してキーボードバックライトの色を好みの色に変更するといいだろう。もちろん、バックライトをオフにすることも可能だ。
144Hzのリフレッシュレートで快適ゲームプレイ、目が疲れにくいノングレアを採用
ディスプレーの解像度は、1920×1080ドット。先述したとおり144Hzのリフレッシュレートに対応しており、FPSなどをプレイする人にとってはうれしいポイントだろう。また、HDMI端子とmini DisplayPortを備えているので、別途ディスプレーを用意すれば大画面でのゲームプレイも可能だ。
なお、パネルはノングレアを採用しているため、映り込みが少なく目が疲れにくいのも特徴。私のようにパソコンで仕事をして、そのままゲームプレイに興じるような、長時間画面を観続ける人にとっては、ノングレアなのは意外に重要だ。
キーボードは、アイソレーションタイプ。テンキーも付いているので、仕事で数字入力を頻繁に行なう人だったり、MMORPGなどでスキルを割り当てる人にとっては、テンキーがあるのはうれしいポイントだろう。また、FPSで使う左側のキーや、文章入力で使うエンタ、シフト、スペースなどのキーのサイズもしっかりと確保されている。
ハイエンドなノートパソコンにありがちなメカニカルなどは採用していないものの、実際にタイピングしてみると押下感はしっかりとあり、たわみもまったく感じない打鍵しやすいキーボードだと感じた。
インターフェースは、右側にSD(HC/XC)/MMC対応カードリーダー、miniDisplayPort、USB 3.1(Type-A)、左側にUSB 3.1(Type-A)、USB 2.0、マイク入力端子、ヘッドフォン端子、背面に電源端子、有線LAN端子、HDMI出力端子、USB 3.1(Type-C)を配置している。
有線のゲーミングマウスやヘッドセットを使う場合、右側にヘッドフォン/マイク端子があると、ケーブルが絡まって操作ミスが起こる可能性がある。これを考えると、ヘッドフォン/マイク端子が左側に配置されているのはうれしい。また、HDMIや有線LANは背面にあるので、こちらもマウスのケーブルと絡まることはない。
また、背面にあるUSB 3.1(Type-C)は、Display Port出力にも対応。このUSB Type-CとHDMI出力は、本機に搭載されているGeForce RTX 2060に直接差せるため、VRヘッドマウントディスプレーなどは、こちらに接続するといいだろう。
そのほか、LEVEL-15FXR21-i7-ROXXには、 「Sound Blaster Cinema 6」がプリインストールされており、「ゲーム」「ムービー」「ミュージック」「ストリーミング」のプリセットの中から選択できる。加えて、それぞれイコライザーを使って好みにカスタマイズすることも可能だ。
とくに、本機のサラウンド性能は高く、臨場感のある音でゲームや映画が楽しめる。プリセットのストリーミングを選択すると、サラウンド効果が切れるので、一度聴き比べてみるといいだろう。
そのほか、「Control Center 3.0」もプリインストールされており、場所や用途に合わせてファン回転数やパワーモードが選択可能だ。例えば、普段使いのときや持ち運んで使うときは、静音もしくは省電力、ゲームプレイなど負荷が高めのコンテンツをあつかう場合はエンターテイメントもしくはパフォーマンスモードを使用するといい。
ファン回転数は、自動/最大/カスタムに変更可能。最大にするとファン駆動音はかなり大きくなるが、その分冷える。こちらは、自分の好みでカスタマイズするといいだろう。