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各種ベンチマークで性能をチェック

コスパとフルHDゲームプレイの快適さで選ぶなら、LEVEL∞の144Hz液晶&RTX 2060搭載15.6型ゲーミングノートがオススメ

2020年09月13日 13時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-15FXR21-i7-ROXX」

 ユニットコムが販売する15.6型ゲーミングノートパソコン「LEVEL-15FXR21-i7-ROXX」は、CPUにCore i7-10750H、GPUがGeForce RTX 2060 6GBを採用しているほか、リフレッシュレートが144Hzのディスプレーを備えている。これだけのスペックでありながら、15万8378円(送料込みだと16万578円)と、ゲーミングノートパソコンとしてはリーズナブルなのも特長だ。

 基本構成時における主な仕様は、Core i7-10750H(2.60GHz、6コア/12スレッド)、GeForce GTX 2060 6GB、16GB(8GB×2)メモリー、500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。今回は各種ベンチマークを使って、LEVEL-15FXR21-i7-ROXXのパワーを紹介していこう。

コストパフォーマンスの良さがわかる結果に

 マシン全体のパワーをチェックする「PCMARK 10」での総合スコアは、5009となった。詳細では、アプリケーションの起動時間・ブラウザーの描画といった数値を見る「Essential」で9487という高いスコアに。WordやExcelなどのビジネス系アプリケーションの動作能力を見る「Productivity」も7984とスコアは高い。3Dグラフィックス描画や画像、動画の編集能力を示す「Digital Content Creation」では4505とそこそこだが、それでもCPU内蔵GPUを採用するマシンと比べるとはるかにスコアは高い。

「PCMARK 10」の結果

 CPU単体の能力をチェックする「CINEBENCH R20」においては、CPU総合は2671pts、CPUコア単体(Single core)が459ptsというスコアが出た。ベンチマーク内のランキングでみると、どちらのスコアもデスクトップ用Core i7-7700Kと同等といったところだ。2世代前のデスクトップ並みのパワーがノートパソコンに搭載されていると考えると、CPU性能は高めといっていいだろう。

「CINEBENCH R20」の結果

 3Dグラフィックス機能のチェックに特化した「3DMark」による結果を見ていきたい。その中のDirectX 12ベンチである「Time Spy」のスコアは、5518になった。15、16万円くらいのゲーミングノートパソコンであれば十分高いといえるスコアだろう。

「3DMark」の「Time Spy」のスコア

 次は、ストレージのアクセス速度を見る「CrystalDiskMark 7.0.0」だ。結果は以下のとおりで、NVMe SSDらしい高いスコアになっている。実際にPCの起動やファイル操作はサクサクだった。

「CrystalDiskMark 7.0.0」

 ゲームのベンチマークに移ろう。「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」では、画質が「最高品質」、解像度が「1920×1080」という設定で、表示はフルスクリーンで計測した。結果は、スコアが14029で評価は「非常に快適」となった。FFXVくらいの負荷のMMORPGなどであれば最高設定でも快適にプレイできるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコア

 より重いゲームのベンチマークとして、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」もチェック。設定は、画質が「高品質」で解像度「1920×1080」、表示が「フルスクリーン」にした。最高設定では、スコアが5838で評価は「やや快適」となった。これでも十分かもしれないが、念のため画質設定を「標準品質」に下げてみると、スコアが7755で評価が「快適」になった。基本的にはだいたいのゲームが快適に動作するだろうが、状況に応じて設定をいじれば、より快適にプレイできるだろう。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」で画質が「高品質」のスコア

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」で画質が「標準品質」のスコア

 バッテリー駆動時間は、カタログ上では役4.0時間となっているが実際に使用してみるとどうなのかを「Bbench」によって計測してみる。設定はキーストロークを10秒ごとに入力、Web巡回を60秒ごとに行なうというかなりヘビーなもの。本体側は輝度を50%で電源モードは「より良いバッテリー」を選択。これでバッテリー残量が5%まで減ったらスリープするように設定し、それまでの時間を計測した。

輝度設定を50%に。もっと下げればより時間が延びるだろう

 結果は、約2時間10分でスリープ状態に移行した。さすがにモバイルマシンではないため、駆動時間は短めだが、ゲームはバッテリー駆動ではプレイしないし、ちょっと屋内で持ち運んで作業するといった程度であれば十分利用できるので、あまり問題はないかと思われる。

 ベンチマークの結果から、LEVEL-15FXR21-i7-ROXXはどんな作業でも軽快にこなせるノートパソコンだといえるのではないだろうか。コストパフォーマンスも良好なので、パソコンで色々なことがやりたい初心者にはうってつけだろう。加えて、フルHDでいいからいろいろなゲームがプレイできるゲーミングノートがほしいという人にもオススメできる。リーズナブルな価格で快適にゲームプレイできるノートパソコンを探している人は、LEVEL-15FXR21-i7-ROXXを検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 LEVEL-15FXR21-i7-ROXX
CPU Core i7-10750H(2.60GHz、6コア/12スレッド)
グラフィックス GeForce RTX 2060 6GB
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、144Hz、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1(Type-A)×2、USB 3.1(Type-C)×1、USB 2.0(Type-A)×1、HDMI出力端子、miniDisplayPort×1、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、SDメモリーカードリーダー、有線LAN端子
内蔵カメラ 100万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅364×奥行258×高さ34.2mm/約2.26kg
バッテリー駆動時間 約4.0時間
OS Windows 10 Home(64bit)

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