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さとうなおきの「週刊アジュール」 第137回

Windows Virtual DesktopのAzure Portal/ARM統合がGAに

Azure Blob StorageのNFSサポートがパブリックプレビューに

2020年08月20日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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Azure HDInsight:サービスエンドポイントポリシー

 Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。

 仮想ネットワーク(VNet)に配置されたAzure HDInsightで、その仮想ネットワークから(Azure Storageなどの)他のAzureサービスへの送信トラフィックを許可するための「サービスエンドポイントポリシー」がサポートされました。

サービスエンドポイントポリシー

Azure Data Explorer: ストリーミングインジェスト、LightIngest

 Azure Data Explorerは、大規模データに対してアドホッククエリを実行できる、データ探索サービスです。

 Azure Data Explorerで、ストリーミングインジェストがGAになりました。

 Azure Data Explorerのストリーミングインジェストは10秒以内に完了し、データは完了後すぐにクエリで使用できるようになります。このインジェスト方法は、大量のデータを取り込む場合に適しています。

Azure Data Explorerでの、ストリーミングインジェストの有効化

 LightIngestは、Azure Data Explorerへのアドホックのデータインジェストのためのコマンドラインユーティリティです。

 LightIngestで、既存システムの履歴データをAzure Data Explorerに取り込む際に、既定ではすべてのレコードに同じインジェスト日付が付与されます。今回、-creationTimePattern引数を使って、データをインジェスト時間ではなく作成時間でパーティション分割できるようになりました。

Azure IoT Hub:Azure Private Link、IoT Plug and Play

 Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。

 Azure Private Linkは、Azure Virtual NetworkからAzureサービスへのプライベート接続を可能にするサービスです。

 Azure IoT Hub Device Provisioning Service(DPS)で、Azure Private Linkを使ったプライベートエンドポイントがサポートされました。

 IoT Plug and Playは、IoTデバイスをAzure IoT Hubにシームレスに接続するための、IoTデバイスモデルの定義です。IoT Plug and Playは、現在プレビュー中です。

 IoT Plug and Playのプレビューがリフレッシュされました

IoT Plug and Play

Azure Sphere:20.07

 Azure Sphereは、インターネット接続デバイス向けの組み込みの通信、セキュリティ機能を備えた、セキュアなアプリケーションプラットフォームです。Azure Sphereの認定を受けたパートナー企業のMCU(マイクロコントローラー)、LinuxベースのIoT専用セキュアOS「Azure Sphere OS」、Azureのセキュリティサービス「Azure Sphere Security Service」の3つで構成されています。

 Azure Sphere OSの20.06に続いて、20.07がリリースされました。

 それでは、また来週。

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