副業や働き方に関する、お悩みにお答えします!
「副業したいけど、時間がない」「第二新卒・30代で、転職するかどうか迷っている」など、副業や仕事に関するお悩みやご相談ありませんか? 大学時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長で、会社員でもある正能茉優さんが、皆さんのお悩みにお答えします!
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ASCII読者の皆さん、こんにちは!正能茉優です。
7月から始まった、転職先での新たな仕事ですが、このような世の中の状況ということもあり、なんと、まだ1日しか出社していません。
転職活動時の面接も、全てオンラインだったので、直接会ったことのあるチームの人はたった一人だけ(笑)。もはやこのスタイルが当たり前になりつつあるので、違和感も問題もあまりありませんが、「本当にこのままでいいのかな?」とたまに不安な気持ちにもなる、そんなワークスタイルの過渡期に直面する毎日です。
さて、この連載「お仕事悩み、一緒に考えます。」では、今月も、読者の皆さまからいただいたお仕事に関するお悩みについて、一緒に考えていきます。
今月のテーマは、やりたいことが見つかった時に「起業をするか、転職をするか」。
転職時に私が書いたnoteを見て、ご連絡くださった、これからの働き方に悩む20代男性のご相談を一緒に考えていきたいと思います。
●あえて会社で働く意味、教えてください
こんにちは。
僕は今、正能さんと同じく、人材系のベンチャー企業で働く26歳です。
正能さんがシェアされていたnote、読ませてもらいました。
僕自身、ちょうど転職を考え始めていたタイミングだったので、背中を押されるような、でも人材業界を志した想いが近いところもあり、もっとこの会社で頑張りたいような、なんとも言えない気持ちになりました。(苦笑)
そんな揺れる決意の中ではありますが、僕は今、自分のやりたいことに、転職という形でチャレンジするのか、起業という形でチャレンジするのか悩んでいます。
自分の想いを100%混じり気ない形で実現するなら、起業かもしれません。だから僕は、起業をしたいと考えました。でも、会社員として、先輩や後輩と一緒に働くことは楽しいし、安定もしているし、何より今はまだ全てを背負うには勇気が足らない。正直、チャレンジすることが怖いんだと思います。
かといって、これで転職して、また企業で働くということは、自分のやりたいことから逃げている気もして、やりたいことがあるのなら若いうちにチャレンジしたほうがいいんじゃないかな?と考えたりもしています。
と、自分の中でも考えがまとまりきらない状況なのですが、自分の会社も経営されている正能さんは、なぜあえて、転職という形でやりたいことにチャレンジし続けるんですか?
自分の会社でやったら、自分の意思だけで実現できるのに……とずっと疑問に思っています。(しかもゼロからの立ち上げではなく、すでに起業して活動されている中なので、なおさら不思議です)教えてください。
(パパイヤ・26歳・会社員・営業職)
●やりたいことが見つかったなんて、素敵です
パパイヤさん、お便りありがとうございます。
今は同じ人材業界でお仕事されているとのこと、私も悩みながらもどうしてもやりたいことがあって、この業界に飛び込んだので、なんだか同志を見つけたような、そんなうれしい気持ちです。
パパイヤさんが書いてくださったお悩み、私も同じことを考えていた時期があるので、わかるなあわかるなあと読ませて頂きました。
やりたいことが見つかった。やれる方法がいくつかありそう。
そして、そのやりたいことを実現する方法の中には“起業”もある。でも踏ん切りがつかない。かといって、“転職”という形をとるのもチャレンジから逃げている気がする。
……と色々と悩まれていることがひしひしと伝わってきたのですが、まず私が思うのは、それほどまでに悩める“やりたいこと”が見つかったことって、本当に素敵なことなんじゃないかということです。さらに言うと、それを叶える方法に、いくつかの選択肢があることもとってもラッキーなことじゃないかなと私は思います。
だから、あまり思い詰めずに、「やりたいことが見つかった、やった!しかも叶える方法もいくつかありそう、ラッキー」くらいの気持ちで考えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
●「恐怖心=逃げ」じゃない
その上で“起業”か“転職”かなのですが、まず私が感じたのは、“転職”という選択肢を、“起業”よりも劣る選択肢として認識しなくてもいいのでは?ということ。
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