シャープは7月3日、コミュニケーションロボット「RoBoHoN（ロボホン）」を活用した小学校向け「AI教育パック」を発売する。対象は教育機関や自治体などの法人。価格はオープン。
ロボホンの動作や対話プログラムをブロックの組み合わせによって、簡単に作成できるとうたうソフトウェア「ロブリック」や、「A3RT（アート）」を活用したチャットボットアプリなどのAI教育ツール、授業カリキュラムがセットにしたもの。
本パックのロブリックには、ディープラーニング（深層学習）解析によって、画像認識を可能にする「TensorFlow Lite」を搭載。人物や果物などをロボホンのカメラで撮影するだけで、AI学習によりロボホンに覚えさせられる。学習した対象物をロボホンのカメラで認識すると、あらかじめプログラムした特定の動作をしたり、返答したりする。
A3RTは、ロボホンへの質問に対し、クラウド上のAIが自動で返答を生成。ロボホンを介してAIとの対話を体験できる。
全8コマからなる授業カリキュラムは、ロボホンやAI教育ツールを活用しながら、AIについての理解を深められるという。児童自らがAIの特長や利点、課題などを考える機会を提供するとのこと。
本パックを活用したオンライン授業サービスを、マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」で販売中。個人ユーザーでも購入可能で、家庭でのAI学習に活用できる。
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