アップルは6月29日、2020年のApple Design Awardを授与したアプリケーションおよびゲームのデベロッパー8組の名前を発表した。
過去20年に渡りアップルは250組以上のデベロッパーに、Apple Design Awardを授与してきた。本年は「卓越したアプリケーションのデザイン、イノベーション、創意工夫、技術面の功績」が認められたとして、アプリケーション編として4組、ゲーム編として4組に贈られた。
●Apple Design Award受賞作品:アプリケーション編
・「Darkroom」Bergen Co. 写真&ビデオ編集アプリ(iPhone、iPad)
・「Looom」iorama.studio 音楽制作ツールからヒントを得たアニメーション制作アプリ(iPadOS)
・「Shapr:3D モデリング CAD」Shapr3D Zartkoruen Mukodo Reszvenytarsasag 主要なCADファイル形式に対応したiPad専用アプリ(iPad)
・「StaffPad」StaffPad Ltd. 手書きの譜面をデジタルの楽譜に変換するiPad専用アプリ(iPad)
●Apple Design Award 受賞作品:ゲーム編
・「Sayonara Wild Hearts(さよならワイルドハーツ)」Simogo & Annapurna Interactive 80年代のミュージックビデオとアーケードゲームが融合したような作品(iPhone、iPad、Apple TV)
・「Sky 星を紡ぐ子どもたち」thatgamecompany カスタムのMetalエンジン、触覚、Game Center、空間オーディオを使用した社交的な探究を促すゲーム(iPhone、iPad、iMessage App)
・「Song of Bloom」Philipp Stollenmayer 物理演算を活用した独特なゲーム(iPhone、iPad)
・「Where Cards Fall」The Game Band & Snowman 人生のストーリーを楽しめるアドベンチャーゲーム(iPhone、iPad、Apple TV)
アップルのワールドワイドデベロッパリレーション担当バイスプレジデント、ロン·オカモト氏は「アプリケーションおよびゲーム開発者の皆さんが毎年披露してくれる並外れた技術力に私たちは敬意を表し、優秀作の中でも特に優れた作品を賛えています。Apple Design Award を受賞することは特別で賞賛に値する業績です。過去の受賞者たちは皆、前例のない、真に注目に値するアプリケーションやゲームを作り出してきました。受賞者となった開発者の皆さんは、その先見性、決意の程、熟練のレベルを通じて、Appleの開発者コミュニティの仲間ばかりか、Appleにいる私たち全員をも刺激してくれます」と、述べている。
アップルは、運営するApp Store経済圏の売上高が2019年の単体で、5190億ドル(およそ56兆円)の貢献をしたことを6月15日に発表している。なお、2008年にオープンしたApp Storeは、現在、世界175の国と地域から毎週5億人以上の人々が訪れているという。
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