ファーウェイ新タブレット、HUAWEI MatePadシリーズ ロードテスト 第3回
HUAWEI MatePadで映画を観てHUAWEI MatePad T 8で読書を楽しむ使い分け術
2020年06月18日 11時00分更新
ゲームで遊んだり動画を見たり
オンライン会議などのビジネスまで活躍できる
HUAWEI MatePadシリーズは、HMS(Huawei Mobile Services)を搭載し、「HUAWEI AppGallery」からアプリをダウンロードできる。iOS端末向けの「App Store」、一般的なAndroid端末で利用できる「Google Playストア」に比べると、まだアプリは充実しているとは言えないが、実際にHUAWEI AppGalleryにアクセスしてみると、「LINE」はあるし、「Zoom」もあるし、「TikTok」や「Pokekara」など、最近人気のアプリも配信されており、これからますますその数は増えていくだろう。
また、HUAWEI AppGallery以外からアプリをインストールしたり、アプリを使わずとも同じように利用できるウェブ版に導いてくれる工夫も盛り込まれている。HUAWEI AppGalleryからダウンロードできる「TopAPPNAVI」というアプリを使うと、使いたいアプリを検索でき、そのウェブ版やダウンロードサイトにアクセスできる仕組みだ。筆者はこのTopAPPNAVIから「Amazon AppStore」を検索し、Amazon AppStoreアプリをインストールした。これでHUAWEI AppGalleryだけでなく、Amazon AppStoreからもアプリを入手できるようになるわけだ。
たとえば、「プライム・ビデオ」は、ウェブ版でも再生できるが、Amazonからダウンロードした「プライム・ビデオ」でも再生できた。
「Chrome」「Gmail」「Googleマップ」など、Google純正のアプリが使えないことは、実はさほど困っていない。「Chrome」がなくても、プリインの「ブラウザ」でサクサクと検索でき、ブラウザでGoogleマップや「YouTube」などを見ることができる。また、Gmailは、プリインの「メール」アプリにアカウントを設定して、ほかのEメールと同じように送受信できるので、不便は感じなかった。
HUAWEI MatePadでいろいろなアプリを使ってみて、もっとも満足度が高かったのがエンタメ系のアプリだ。内蔵のクアッドスピーカーの音質がいいので、映画やミュージックビデオなどを複数人で楽しめる。無料でカラオケの練習ができる「Pokekara」とも非常に相性がよいと感じた。
なお、プリインの「HUAWEI Video」でも、映画、ドラマ、音楽ビデオなどを楽しめる。中国向けコンテンツが多いと思いきや、英語や日本語のコンテンツも結構多い 。
筆者は、普段そんなにゲームはしないのだが、HUAWEI AppGalleryはゲームアプリも用意されているので、いくつかをダウンロードして遊んでみた。HUAWEI Kirin 810の恩恵だろうか、ストレスなく操作でき、本体が熱くなることもなかった。7250mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、バッテリー残量を気にせずにプレイできることも利点だ。
HUAWEI MatePadは、最近増えているオンライン会議などにも役立つ。フロントカメラの視野角が107度と広いので、自分の顔がドアップで映ってしまう心配はない。横向きにした時の上部にマイクを4つも搭載しているので、集音の効率もよい。実演を伴うプレゼンテーションや、トークショーなどを中継したい場合にも役立つだろう。なお、HUAWEI MatePadシリーズの中で、この広角インカメラを搭載しているのはHUAWEI MatePadのみ。ほかの2モデルは普通のインカメラとなっている。
HUAWEI MatePadでできることは、まだまだたくさんある。上位モデルのHUAWEI MatePad Proと同じように「マルチウィンドウ」やスマホと連携する「マルチスクリーンコラボレーション」(※)も使えて、目に優しい「eBookモード」にも切り替えられる。HUAWEI MatePad Proと比べるとメモリーとストレージは少ないが、HUAWEI MatePad Proと同様、ビジネスでもプライベートでフル活用できそうなタブレットだ。
※EMUI 10以上かつHUAWEI Kirin 980以上を搭載のファーウェイ製スマートフォンが対応
エンタメを持ち歩く!
軽量コンパクトな「HUAWEI MatePad T 8」
HUAWEI MatePad T 8は、約8インチのHDディスプレーを搭載。プロセッサーはMediaTek製のMT 8768(2.0GHz×4、1.5GHz×4)で、メモリーは2GB、内部ストレージは16GBという、コンパクトモデルだ。
このタブレットの魅力は「コンパクト」で「安い」ことに尽きるだろう。縦向きにした場合の横幅は約121mmで、重さはわずか約310g。片手でもガシッとつかめるサイズ感だ。小さなボディーに約5100mAhのバッテリーを内蔵しているので、電池持ちも期待できる。
鞄に入れて持ち歩いても苦にならない重さで、移動中などに使っても、周囲からのちょい覗きなどがさほど気にならないサイズであることも利点。とくに電子書籍・コミックを読むには、ちょうどいい。最大512GBのmicroSDカードも挿せるので、電子書籍や映画などを詰め込んで、旅の友にするのも妙案だろう。
【まとめ】キャラクターの違う2台を使い分けるのもアリ
約10.4インチのHUAWEI MatePadは、使える機能としては上位モデルのHUAWEI MatePad Proと大差はない(ただし、HUAWEIスマートワイヤレスキーボードは非対応)。されど2万円以上安いので、コスパを重視する人には強くオススメしたい。とりわけLTEモデルは、常に大画面を外で持ち歩きたいという人は最適だ。
HUAWEI MatePad T 8は、なんと言っても税込で1万5290円という価格が魅力だ。大画面で映画やゲームを楽しみたいが、持ち歩くタブレットはコンパクトなほうがいいと考えるのであれば、自宅ではHUAWEI MatePadのWi-Fiモデルを使い、外出する際にはHUAWEI MatePad T 8を携帯するという2台持ちもアリだろう。2台買っても、3万2780円+1万5290円=4万8070円(すべて税込)。まるで1台分のような価格で2台を使い分けられるのだから。
ファーウェイ、夏の新製品購入でプレゼントや特典が多数!
6月12日~7月31日までの期間、対象となるファーウェイの新製品を購入すると、抽選でビッグな賞品がプレゼントされる「ファーウェイ Summer キャンペーン」が実施。対象製品と賞品は以下のとおり。
・「HUAWEI P40 Pro 5G」の購入者
→抽選で300名に「HUAWEI WATCH GT 2e」
・「HUAWEI P40 lite 5G」「HUAWEI P40 lite E」の購入者
→抽選で各1000名(計2000名)に「HUAWEI Band 4」
・スマートフォン:「HUAWEI P40 Pro 5G」「HUAWEI P40 lite 5G」「HUAWEI P40 lite E」、PC:「HUAWEI MateBook X Pro NEW」、タブレット:「HUAWEI MatePad Pro」「HUAWEI MatePad」「HUAWEI MatePad T 8」、オーディオ:「HUAWEI FreeBuds 3i」の購入者
→抽選で400名にJCB商品券5000円分
●ファーウェイ Summer キャンペーン開催の詳細はこちら
このほかにもHUAWEI MatePad Proの購入者には、ファーウェイのクラウドサービス「HUAWEI Mobile Cloud」の50GB分のストレージが1年無料(HUAWEI MatePad/HUAWEI MatePad Tの購入者は15GB分)のほか、先着3000名にはHUAWEI AppGalleryで視聴アプリも配信されている、動画配信サービス「U-NEXT」の最大6ヵ月見放題キャンペーン(HUAWEI MatePadも対象、9月30日まで)も展開! 詳しくはファーウェイ公式サイトにて!
「HUAWEI MatePad 」 主なスペック |
「HUAWEI MatePad T 8」 主なスペック |
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ディスプレー | 約10.4インチ液晶 | 約8インチ液晶 |
画面解像度 | 2000×1200ドット | 1280×800ドット |
サイズ | 約245×155×7.4mm | 約200×121×8.6mm |
重量 | 約450g | 約310g |
CPU | HUAWEI Kirin 810 オクタコア |
MediaTek MT8768 オクタコア |
メモリー | 3GB | 2GB |
ストレージ | 32GB | 16GB |
OS | EMUI 10.1(Android 10.1) | EMUI 10.0.1(Android 10) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
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カメラ | アウト:約800万画素 /イン:約800万画素 |
アウト:約500万画素 /イン:約200万画素 |
バッテリー容量 | 約7250mAh | 約5100mAh |
USB端子 | Type-C | microUSB |
カラバリ | ミッドナイトグレー | ディープシーブルー |
市場想定価格(税抜) | 2万9800円(Wi-Fi) 3万6182円(LTE) |
1万3900円 |
提供:ファーウェイ・ジャパン
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