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さとうなおきの「週刊アジュール」 第128回

Ulrta Diskが東日本リージョンで利用可能に

Azure Container InstancesがDocker Desktopと統合

2020年06月12日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。今回の「週刊アジュール」では、2020年5月24日~30日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

Azure Container Instances:Dockerとの提携強化

 Azure Container Instancesは、クラスターの管理なしにコンテナーを実行できるサービスです。

 今年後半に登場するDocker Desktopの新バージョンで、Azure Container Instancesとの統合がサポートされます。これによって、「docker run」コマンドを使って、Azure Container Instances上でコンテナーを実行できるようになります。

 また、コードエディター「Visual Studio Code」向けのDocker拡張機能が強化されました。Node.js、Python、.NET Core/C#のプロジェクト作成の簡素化などの新機能があります。

Dcoker DesktopからのAzure Container Instances上でのコンテナーの実行

Azure Storage:Ulrta Diskの東日本リージョンサポート、カスタマーマネージドキー

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Managed Disks」(マネージドディスク、管理ディスク)は、IaaSの仮想マシン(VM)機能を提供するAzure Virtual Machines向けのVM向けの永続ディスクストレージを提供します。

 Azure Managed Disksの最上位の選択肢であるUlrta Diskが、東日本リージョンで利用可能になりました。

 Azure Managed Disksでは、プラットフォームマネージドキー(Microsoftが管理するキー)によるサーバー側暗号化(SSE)が既定で有効になっています。

 4月に、カスタマーマネージドキー(CMK、ユーザーが管理するキー)によるSSEのサポートが、Ultra Disk以外のディスクでGA(一般提供)になっていました

 今回、Ultra Diskでも、CMKのサポートがGAになりました。

Azure Managed Disksのカスタマーマネージドキーによるサーバー側暗号化

Azure Content Delivery Network:VerizonのルールエンジンV4

 Azure Content Delivery Network(Azure CDN)は、世界中のユーザーへのコンテンツ配信を高速化するCDNサービスです。

 Azure CDNは、Microsoft、Akamai、Verizonをサポートしています。

 今回、Azure CDN from Verizonで、 ルールエンジンがV4にアップグレードされ、次の新機能がサポートされました。

Azure CDN from Verizonのルールエンジン

Azure Firewall:5月のアップデート

 Azure Firewallは、Azure Virtual Networkリソースを保護するファイアウォールサービスです。

 Azure Firewallで、強制トンネリングSQL FQDNフィルタリングが新たにサポートされました。

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