親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第65回
楽しみながら続けるなら動画投稿がおすすめ!?
TikTokで「#プランクチャレンジ」など自宅トレーニング動画が人気に
2020年05月19日 09時00分更新
TikTokで自宅トレーニング動画が流行中
新型コロナウイルス感染拡大防止で、休校状態が続いている学校は多い。「運動不足で学校再開しても制服着られない。たぶんパツパツ」と、休校中のある高校生は言う。同様に、在宅期間が長引いて運動不足となっている人は多いだろう。そんななか、SNSを使った自宅トレーニングが注目を集めている。
TikTokでは、自宅でできるトレーニング動画が流行している。3月16日~4月15日における自宅トレーニング動画の再生回数は3億だったが、スポーツ選手や海外などにも広がり、流行はさらに拡大中だ。
執筆現在、プランクのまま音楽に合わせて動きをつける「#プランクチャレンジ(#PlankChallenge)」は16億再生にまで増加。なおプランクチャレンジには、1人で動くものと、2人で並んで合わせて動くものがある。
ほかにも、ダンス動画を投稿する「#エアロビチャレンジ」(1億3100万再生)、プランクチャレンジとほぼ同じように使われている「#腕立てチャレンジ」(1100万再生)など、自宅トレーニング動画は10代を中心に流行中だ。
運動する励みにつながるSNS投稿
「ひたすら食べて動画見てたら太った。チャレンジ動画は楽しんで運動ができるからいい」と、前述の高校生も真似して運動したそうだ。「投稿はしてないけど、友だちに動画を送ったらウケた」。友だちの間で、ダンスや運動などの動画を送り合うことが流行っているという。
最近、スポーツジムなどが休業中のため、代わりにランニングを始める人が増えている。Instagramでは、「#ランニング」が336万件、「#ジョギング」は83万6000件と人気。マスクを付けて走っている動画や、走った距離とタイムなどを載せた写真などが多く投稿されているようだ。
SNSに投稿することで、運動する励みに繋がる。1人では継続しづらいことも、皆と楽しみながらであれば続けられる可能性が高くなるだろう。運動はメンタルヘルスにも効果があり、不安やうつ状態などの改善にも期待できる。若者たちを見習って、日常に運動を取り入れてみてはいかがだろうか。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
この連載の記事
-
第302回
デジタル
スマホを「遊びの機器」と回答した小中学生は長時間利用しがちな傾向 -
第301回
デジタル
LINE通知をオフにする方法すべて! 全通知から個別、機能別まで -
第300回
デジタル
意外! 10代は他世代の5倍もVR・ARを体験済 -
第299回
デジタル
シニア層にも広がるLINE、60代の約8~9割、80代でも3人に1人が利用中 -
第298回
デジタル
LINEスタンプで写真に日付や位置情報を描き込む方法 -
第297回
デジタル
女子大生の8割以上がショート動画視聴は「最も無駄な時間」 -
第296回
デジタル
SNSに投稿する高校生は今や少数派! 複垢・鍵垢で情報収集がメイン -
第295回
デジタル
夜中に送っておきたいけれど、相手に迷惑かも…… そんなときに便利な「ミュートメッセージ」の使い方を画面付きで紹介 -
第294回
デジタル
合コンはいずれ死語に? Z世代ミレニアル世代は「マッチングアプリ」で出会ってる -
第293回
デジタル
学校貸与PC、子どもは「動画視聴」目的だが、保護者は「調べもの」に使ってほしい -
第292回
デジタル
LINEの便利技! 画像内の文字をテキスト化して翻訳できる - この連載の一覧へ