Web会議の音を変えれば、リモートワークはもっとうまくいく
絶妙なタイミングとお値段で登場したスピーカーフォン「Anker PowerConf」
2020年04月02日 09時00分更新
安価なわりに充実の音声処理技術を搭載する「Anker PowerConf」
Ankerは、モバイルバッテリーや完全ワイヤレススピーカーなどスマホ・PCの周辺機器メーカーだ。私の周りのITエンジニア界隈ではやたら人気が高く、Ankerモバイルバッテリと言えば、1つのブランドになっている印象ではある。
そんなAnkerから出てきたAnker PowerConfで衝撃的だったのは1万2980円(税込)という価格。Amazonでは初回販売200台限定で9481円という値付けで、一気に売れてしまったようだ。Zoomのようなオンライン会議がにわかに注目を集めるまさに絶妙なタイミングで、衝動的に手を伸ばせる絶妙な価格付けで登場したのがAnker PowerConfというわけである。
この価格でありながら、Anker PowerConfはスピーカーフォンと名乗るにふさわしく、会議に最適化されたマイクとスピーカーをきちんと搭載している。具体的にはエコーキャンセリングや残響抑制、ノイズキャンセラの機能による優れた音声処理を実現するほか、距離や場所に依存せず、相手側に均質な音量を提供するオートゲインコントロールを実現する。とにかくWeb会議での音質がよければ、こちらとしては十分元をとれる。
加えて、内蔵バッテリが6700mAhと大容量。1回の満充電で最大24時間の連続使用が可能で、しかもスマホ用のバッテリとしても利用できる。USBに加え、Bluetooth5での接続もできるので、スマホで利用でき、ケーブルも不要。実にスマートだ。
前置きが長くなったが、レビュー執筆を条件に編集部備品で買ってもらえることになったので、「初回販売でさっさとポチればよかった」とぶつぶつ言いながら、製品を無事ゲット。在宅勤務推奨中の我が家に商品が届いたので、さっそく開封の儀に移る。パッケージにある極太フォントでの「ULTRA CLEAR」が自信のほどをうかがわせる。
化粧箱を開くとトラベルポーチの中にAnker PowerConfが鎮座している。一辺124mmのスクエアサイズは私の手でちょうどグワシできるサイズだが、6つのマイクとバッテリを内蔵している関係で見た目に以上に重さを感じる。
ボタンとしては電源とBluetooth、インターフェイスとしてはPC接続用のUSBポートと電源供給用のUSB Type-Cポートとオーディオアウト(AUX)といった感じ。ボリューム、電話着信、ミュート、音楽再生などの操作操作ボタンは上部にまとまっている。