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本日は、ASCII倶楽部の人気記事「星はどこから生まれてくるの?」を紹介します。
なくなる星の近くでは新たな星も生まれている
ここ最近、ずっと話題に上がっている、オリオン座の一等星“ベテルギウス”の超新星爆発。その星の明るさはどんどん暗くなっているようで、いよいよ超新星爆発か!? と、ネットニュースやSNSでその動向が賑わっています。いよいよといっても、すでに現地では爆発していて、その光が地球に届いていないだけかもしれませんし、逆にまだ現地でも光り輝いているかもしれませんが……。今ここに生存する人間は、この身近な星(とはいえ600光年以上離れています)が超新星爆発に至るまでの過程を詳細に観測したことがありません。そのため、この暗くなる現象が本当に爆発の予兆なのかどうかは不明ですが、“いつもと違った星の挙動”は、たとえ天文のことを詳しく知らなくてもドキドキするもんです。
このように、星の死で注目されているオリオン座。ベテルギウスだけでなく、3つ整然と並んでいる星や、別の一等星“リゲル”などで、見た目もとっても美しくわかりやすい、冬の代表的な星座です。今でこそ、その星の死で注目されているオリオン座ですが、実は“星が誕生する場”としても名が知られています。まもなく寿命が尽きる星と、これから輝こうとする星が同じオリオン座で見ることができるなんて、なかなかのロマンじゃないでしょうか!
星(恒星)は分子雲(ぶんしうん)、とりわけその中でも密度の高い部分である“分子雲コアで生まれるとされています。まず、名の通り分子雲は水素分子をメインに構成されていて、星と星の間に広がっているガス雲です。オリオン座には、この分子雲に属する暗黒星雲や散光星雲、若い星などが含まれており、それらをまとめて“オリオン座分子雲”と呼んでいます。肉眼ではわかりませんが、オリオン座ほぼ全体が、巨大な散光星雲“バーナードループ”で覆われています。そしてそれだけではありません。3つ並んだ星の一番東側の星近くには、馬頭星雲として有名な暗黒星雲があります。星雲自体に含まれる塵やガスが、(私たちから見て)その後ろにある星などの光をさえぎるため、黒く見えるんですね。
しかしながら、これも残念ながら肉眼では見ることができません。せっかくの分子雲なのに、直に見ることができないのはなんだかションボリです。が、肉眼でも微かに見えるものがあるのです。それが有名な“オリオン大星雲”です。
続きは「星はどこから生まれてくるの?」でお楽しみください。
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