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バランスいい構成でリーズナブルな価格も魅力

13万円台でも高いゲーミング性能、RTX 2060搭載でフルHDなら心配なしに快適なデスクトップ「LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC」

2020年03月04日 16時00分更新

文● 松野将太 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC」

 ユニットコムが販売するゲーミングブランド「iiyama LEVEL∞」の「LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC」(関連記事)(関連記事)は、CPUにAMDの「Ryzen 5 3600」、GPUにNVIDIAの「GeForce RTX 2060」を搭載するデスクトップゲーミングパソコンだ。本製品はそのゲーミング性能もさることながら、高い性能と比較的安価なプライスレンジで人気の第3世代Ryzenを搭載し、実売価格を13万4178円に抑えたコストパフォーマンスの高さが1つの売りとなっている。旧世代からの買い替えはもちろん、初めてのゲーミングパソコンとしても魅力的なモデルだろう。

 今回は、LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTCのゲーム性能をベンチマークでチェックしていく。

フルHD解像度では不自由のない性能、タイトルによってはWQHDも狙える

「CPU-Z」で取得した「Ryzen 5 3600」の情報

「GPU-Z」で取得した「GeForce RTX 2060」の情報

 まずはPCの3D性能を計測する定番ベンチマーク「3DMark」の結果から見ていこう。テストは「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の計5つを実行している。

 DirextX 12系のテストである「Time Spy」2種から見ていこう。WQHD解像度でのテストとなる「Time Spy」は7229とまずまず。一方で4K解像度のテスト「Time Spy Extreme」は、スコア3320とやや振るわなかった。「Time Spy」テスト中のフレームレートはおおよそ40~50fpsと、高負荷でもプレイは可能な程度の描画ができており、WQHD解像度、フルHD解像度でのゲームプレイには対応できることが分かる。

Time Spy

Time Spy Extreme

 DirectX 11を用いたテストであるFire Strike系3種は、フルHD解像度で描画される「Fire Strike」では16670と十分な結果が出ており、WQHDの「Fire Strike Extreme」に関しても8474と及第点。Extremeに関しては「Time Spy」と同じくテスト中のフレームレートは60fpsに届いていないものの、タイトルによっては60fps超えも実現可能だろう。60fps超えで安定したフレームレートを出しつつプレイするのであればフルHD、60fpsを多少下回っても構わない、あるいは画質調整を交えても構わないのならば、WQHDも視野に入ってくるといった感じだ。4K解像度で描画される「Fire Strike Ultra」のスコアが伸び悩んでいるが、これは致し方ないといえる。

Fire Strike

Fire Strike Extreme

Fire Strike Ultra

 実際のゲーム系ベンチマークも見てみよう。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」だ。画質は最高品質、フルスクリーンの設定で、3種類の解像度での計測を実施している。

 フルHD解像度ではスコアが14852、判定は「非常に快適」と、実際のプレイにまったく問題ない結果が出た。WQHD解像度ではスコアーが11657、こちらも判定は「非常に快適」。こういったやや古めのMMORPGの場合、WQHD解像度でも60fps超えは可能だろう。4K解像度のスコアーは5823で、判定は「とても快適」に落ちるものの、30~50fps前後でプレイはできると思われる。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(フルHD)のスコア

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(WQHD)のスコア

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(4K)のスコア

 続いて、よりヘビーな負荷がかかる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」での結果を見てみよう。

 画質は「高品質」を選択しているが、フルHDでの評価は「快適」、WQHDでは「やや快適」、4Kでは「普通」で、快適と言える環境はWQHDまでとなる。とはいえ、「やや快適」レベルでは平均フレームレートが60を超えないので、フレームレートを重視するのであれば画質調整を入れたいところだ。現行でもトップクラスの重量級タイトルということもあり、4K画質での快適プレイは望めないものの、むやみに解像度を上げなければ快適さは保証されているといっていい。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(フルHD)のスコア

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(WQHD)のスコア

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(4K)のスコア

 LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTCのゲーミング性能は高めで、フルHDからWQHD解像度までであれば、多くのタイトルを快適にプレイ可能なポテンシャルを備えている。コストパフォーマンスも良好で、メモリーやストレージ性能も及第点。バランスのいい構成なので、幅広いゲーマーにおすすめできるだろう。

試用機の主なスペック
機種名 LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC
CPU Ryzen 5 3600
グラフィックス GeForce RTX 2060
メモリー DDR4-2666 16GB
ストレージ 240GB SSD+1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース USB 3.1端子×2、USB 3.0端子×6、HDMI出力×1、DisplayPort×3、アナログ2ch(ライン出力、ライン入力、マイク入力)、PS/2コネクタ×2、有線LAN端子
サイズ およそ幅190×奥行410×高さ356mm
OS Windows 10 Home(64bit)

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