お絵描きもバッチリなワコム製スタイラスペンを付属
堅牢ボディーに拡張性高めのインターフェースが魅力の10.1型タブレット「arrows Tab WQ2/E1」
2020年02月21日 14時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの10.1型タブレット「arrows Tab WQ2/E1」は、直販サイト「富士通WEB MART」で販売されている「QHシリーズ」のカスタムメイドモデル。標準構成はCeleron N4000、4GBメモリー、インテル UHD グラフィックス 600、64GB eMMC。OSはWindows 10 Pro(64bit)を採用している。通常価格は10万3400円からだが、18%オフクーポンを使うと8万4788円から購入可能だ(2月20日現在)。
試用機には、オプションであるCeleron N4100(8GBメモリー:オンボード)が搭載されていた。この場合の販売価格は11万4400円だが、クーポンを使えば9万3808円で購入できる(2月20日現在)。
今回はarrows Tab WQ2/E1の魅力を3回に分けて掘り下げていきたい。まずは外観から解説していこう。
arrows Tab WQ2/E1:外観のポイント
・持ち運びやすくて堅牢性抜群のボディー
・文字入力とお絵描きができるワコム製スタイラスペンを付属
・仕事にも趣味にも適したサイズのディスプレー
・拡張性高めのインターフェース
持ち運びやすくて堅牢性抜群のボディー
arrows Tab WQ2/E1の本体サイズはおよそ幅262.8×奥行168.7×高さ12.3mmで、重さは約610g。A5相当のサイズなので持ち運びはしやすい。やや重みは感じるが、歯を食いしばるほどではなく、持ち運びする分には問題はない。家で寝転がりながら動画を観るのもよし、仕事用のサブマシンとして活用してもよしと幅広い用途で使えるだろう。
筐体のデザインには、モバイル性を重視した富士通のこだわりも反映されているように感じた。手に持っても立てかけても滑りにくい素材、持ちやすい形状、上下左右を囲む太めのフレームなど、堅牢性と利便性を兼ね備えた工夫が施されている。MIL規格「MIL-STD 810G」に準拠したテストをクリアし、さらに防水・防塵設計も採用しているため、持ち運びにおける不安要素はほぼないといえる。
文字入力とお絵描きができるワコム製スタイラスペンを付属
本機には、4096諧調の筆圧を感知するワコム製スタイラスペンが付属されている。ペン本体の表面は六角形で、鉛筆をモチーフにした実用性高めのデザインが魅力だ。右側面にスタイラスペンのホルダーがあり、いつでも収納・取り出しが可能。おまけに、スタイラスペンと本体を結べるひもも付属されており、右側面にある穴に結び付けられる。普段から小物を紛失しがちな私でも慌てる心配はなさそうだ。これは実にありがたい。スタイラスペンの使い心地については次回解説する。
仕事にも趣味にも適したサイズのディスプレー
ディスプレーのサイズは10.1型で、解像度は1920×1200ドット(WUXGA)、アスペクト比は16:10を採用。動画を観たり、絵を描いたりするのに適した大きさだと思われる。また、ノングレア液晶を採用しているため、光の反射を気にせず、鮮やかな映像鑑賞に集中できる。また、文書作成や共有など仕事の用途だけでなく、イラスト作成、動画鑑賞、ウェブブラウジングといった趣味の用途でも効果を発揮することだろう。
拡張性高めのインターフェース
最後にインターフェースについて紹介しよう。本体の右側面にはペンホルダー、ヘッドフォン/マイク兼用端子、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0(Type-A)、microSDカードスロット、電源端子を搭載。また、オプションでスーパーマルチドライブ(USB 2.0/外付け)も追加できる。
必要最低限の端子はすべて右側面に備わっているのが特長だ。ケーブルをすべて接続した状態で本体を持っていても邪魔になることはない。もし端子を増設したい場合は、USB3.0×3、有線LAN、HDMI出力、VGA出力などのインターフェースを装備した拡張クレードルも購入時のオプションで選択できる。用途に応じてインターフェースを拡張できるのが一番のポイントといえる。
下面には、LAN付軽量スリムキーボード(オプションで選べる)用のドッキングコネクターが搭載。スリムキーボードに接続するとノートパソコンのように使用できる。また、Bluetooth v5.0にも対応し、オプションのワイヤレスキーボードと接続可能だ。しっかりタイピングをしたい人はオプションでキーボードを選択することをおススメする。さらにキャリングケースとフォリオカバーなどの周辺機器もオプションで選択できるのもうれしいところ。
外観については以上。2回目ではスタイラスペンの書き心地など、使用感を取り上げたい。
arrows Tab WQ2/E1の主なスペック | ||
---|---|---|
モデル | 標準 | 試用機 |
CPU | Celeron N4000 | Celeron N4100 |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 600 | |
メモリー | 4GB | 8GB |
ストレージ | 64GB eMMC | |
ディスプレー | 10.1型ワイド WUXGA(1920×1200ドット)、タッチ・デジタイザ対応、ノングレア液晶 | |
内蔵ドライブ | -(オプションでスーパーマルチドライブを選択可能) | |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)+Bluetooth v5.0 | |
内蔵カメラ | 前面:約200万画素ウェブカメラ、背面:約800万画素ウェブカメラ | |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)、USB 3.0(Type-A)、ヘッドフォン/ヘッドセット兼用端子、電源端子、microSDカードスロット | |
サイズ/重量 | およそ幅262.8×奥行168.7×高さ12.3mm/約610g | |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |