セキュリティーに関する意思決定を支援する 「戦略的インテリジェンス提供サービス」を追加
マカフィー、総合コンサルティングサービス「MCIP」の本格展開を開始
2019年12月11日 15時00分更新
マカフィーは12月11日、重要インフラ保護のための総合コンサルティングサービスパッケージ「McAfee Critical Infrastructure Protection Service Package(MCIP)」の本格展開を開始すると発表した。
ウクライナで発生したサイバー攻撃による停電や、北米における電力網を標的としたサイバー攻撃など、海外では重要インフラを狙ったサイバー攻撃が確認されている。日本でも近年、同様の攻撃を受ける可能性が高まるなか、規制強化やガイドライン作成などが進んでいるという。
今回、本格展開を開始するMCIPは、新たに追加した「戦略的インテリジェンス提供サービス」をはじめとする、以下の6種のサービスから構成される。
戦略的インテリジェンス提供サービスは、セキュリティーコンサルタントが、公開情報/業界動向/知見の観点でブリーフィングやディスカッションを実施し、重要インフラのセキュリティーに関する意思決定を支援するもの。
「OTセキュリティ戦略/ガバナンス支援サービス」は、情報セキュリティー戦略やグローバルガバナンスの仕組み作りに関して助言をして、中長期的なロードマップの作成などを支援する。
「ICS(Industrial Control Systems)サイバー演習ワークショップ」は、経営層を巻き込んだフェーズごとの対応を、ワークショップ形式で実施。オプションとして、効果的な組織再編やポリシー・ロードマップ策定支援を用意する。
「ICS-CSIRT/SOC設立支援サービス」は、現状把握/対策立案/実行/アセスメントの4つのフレーズを通じて、重要インフラ分野の制御システム防御に対応したICS-CSIRT/SOC設立を支援する。
「SOC成熟度評価サービス」は、SOCの成熟度を定性的、定量的な観点で可視化して、課題を抽出する。
「海外展開支援サービス」は、マカフィーのグローバルネットワークを活用して、セキュリティーの側面から顧客の海外進出を支援する。