マカフィーは12月3日、「サイバー犯罪者のクリスマスホリデーの伝統が、消費者にとって数百ドルの損失に(Cybercriminals have holiday traditions too and are always looking for new ways to scam online shoppers.)」と題し、クリスマスシーズンに向けてのサイバー犯罪の増加などを警告した。
米McAfeeが11月18日に発表したもの。同社調査によると、アメリカ人のほぼ半数(48%)が「ロボコール」(機械音声を用いる電話セールス詐欺)の被害に遭った、または被害に遭った人を知っていると答えたという。そのほかEメール(41%)、テキスト(35%)と、フィッシング詐欺は以前として多く、消費が増えるクリスマスホリデーシーズンに向けてサイバー犯罪が活性化することが予想される。
クリスマスシーズンに未熟な消費者に大きな打撃を与えるように仕掛けられた新たなトレンドとして、偽のギフトカードがあるという。マカフィーのATRチームではサイバー犯罪者の地下組織で偽のギフトカードが販売されていることが確認されたが、調査によると回答者の半数(43%)が偽のギフトカードに気づいていないことも判明。さらに、消費者はショッピングサイトの安全性に関して十分に注意を払っておらず、調査によると回答者の37%が、メール送信者または小売業者のウェブサイトの信頼性をチェックしていないという。
マカフィーでは、クリスマスシーズンを安全に過ごすためのポイントとして、「パスワードを使い回さない」ことや、「ストップそして一時停止(メール内のリンクをクリックする代わりに確認のための直接の問い合わせ)」、デバイスを保護する「マカフィーリブセーフ」などの利用を推奨している(悪意のあるウェブサイト判別ソフト「マカフィーウェブアドバイザー」が同梱)。