フレームレートの違いを体感で当てられる?144Hz液晶搭載ゲーミングノートPCを使いアスキー編集部でテスト
「NEXTGEAR-NOTE i5580GA1」の性能をベンチマークでチェック
では、「NEXTGEAR-NOTE i5580GA1」の性能をいくつかのベンチマークソフトで計測してみよう。まずは、基本的なCPUやストレージの性能などをチェックしていこう。
まずは、CPU性能を計測する定番ベンチマーク「CINEBENCH R15」および「CINEBENCH R20」の結果だ。どちらのソフトでも、マルチスレッドテストおよびシングルスレッドテストのスコアーを計測している。
「CIENEBENCH R15」では、マルチスレッドテストのスコアーが1285cb、シングルスレッドテストのスコアーが186cbと、6コア/12スレッド動作のCPUらしく高い性能を発揮できていることが分かる。ひと昔前のノートPCでは、CPUの性能次第でGPUが十分な処理能力を発揮できないといったことも起きたが、ことCore i7-9750Hに関して言えば、そういった心配は必要ない。
「CIENEBENCH R20」のスコアーは、マルチテストが2686pts、シングルテストが460pts。「CINEBENCH R20」はメニーコアなCPUを想定したテストであり、基準となるポイントこそ違うものの「CINEBENCH R15」と基本的な傾向は変わらず、Core i7-9750Hの優秀さが光る結果となった。
続いて、ストレージ系のベンチマークも確認してみよう。
定番の「CrystalDiskMark 6.0.2」では、データサイズ1GiB、テスト5回の条件で計測を実施。シーケンシャルリードでは毎秒2000MB超え、シーケンシャルライトは毎秒1100MBと、PCIe接続のSSDらしい速度が出ていることが分かるだろう。同じPCIeのSSDと比較すると特別高速なわけではないものの、それでもSATA接続のSSDをはるかに上回る速度で、データコピーやゲームの読み込みの高速化を実現してくれる。
シーケンシャルの最高速度を計測できる「ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2」では、データサイズごとに若干の転送速度のぶれがあるものの、おおむね「CrystalDiskMark 6.0.2」と変わらない数値を計測できている。ゲーム用PCのストレージとしてはまったく問題ないが、容量が512GBなので、心配であればBTOカスタマイズでストレージを変更・追加するか、いっそ上位モデルを購入するといった調整が必要だろう。