縦置き/横置きが可能、8GBメモリーとM.2の256GB SSDを採用
Ryzen搭載で6万円台とお手頃デスクトップPC、幅約10cmで設置しやすい
ディスプレーの大きさなどをはじめ、好みに合わせて環境を変えやすく、周辺機器の拡張もしやすいデスクトップパソコン。しかしその筐体が大きく、置ける場所に制約が起きてしまうのも事実だ。そこで今回紹介するのは、マウスコンピューターが販売する幅およそ10cmという省スペース型のデスクトップパソコン「LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2」だ。スリムなボディーなので設置しやすいだけでなく、縦置き以外に横置きも可能となっている。
CPUにはAMD Ryzen 3 3200Gプロセッサーを採用し、普段作業であればストレスなく操作できるパワーを確保しながら、6万円台というリーズナブルな価格を実現している。今回はLUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2の外観や内部構造などについて紹介する。
スリムなボディーながら高い拡張性も実現
LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2の筐体はおよそ幅100mm×奥行き390mm×高さ364~367mmの省スペース型。通常は縦置きをすると思うが、横置きも可能で、その場合には底面になる右側面にゴム足を取り付けられるようになっている。
左側面は内部へ取り入れる空気の吸気口があり、CPUを直接冷やせる位置になっている。また、吸気口は前面にもあるが、ほこりなどを吸い込まないようフィルターがついている。このフィルターは簡単に取り外しができるのでメンテナンスもしやすい。
筐体内部は省スペース型ながら余裕を持った配置で、前面や左側面から取り入れた空気が背面から出ていくようなエアフローになっている。電源はパソコン下部にあり、その重さで安定感が得られている。また電源の熱はファンによって直接背面から排出されるようになっている。排気のためのファンはこれ以外ないため、その分ファンの動作音は静かに感じた。
LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2はデフォルトでDVDスーパーマルチドライブが標準搭載されており、これはスリムODDベイに設置してある。拡張ベイはパソコン前面の下側に2.5型と3.5型がそれぞれ2基ずつ用意されていて、余裕を持った拡張が可能だ。
LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2のストレージはM.2 SSDを採用しているので、よりケース内部がスッキリしてみえる。もちろん、容量が足らないと感じた場合はBTOカスタマイズでM.2 SSDの容量を増やせるほか、1TB HDDの追加も可能なほか、後から追加することもできる。
スリム筐体でもUSB端子必要十分なほど用意
本体外側につけられたUSBポートなどの接続端子も十分といえる数が用意されており、外付けの周辺機器の接続には困らないだろう。パソコン前面にはマルチカードリーダー、ヘッドフォン端子、マイク入力端子、USB 3.0端子×2が配置されている。また、その端子群と同じ大きさでDVDスーパーマルチドライブがシンメトリーになるように配置されている。
背面にはUSB端子が6基も用意されているので、様々な周辺機器を接続可能だ。キーボード・マウス用にPS/2コネクタが2基用意されているが、付属するキーボード・マウスはUSB接続となるが、USB端子は十分に用意されているので、気にしなくて問題ない。また、拡張スロットはPCI Express x16が1つ、x1が2つ用意されている。
次回は各種ベンチマークを行ない、LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2の実力などを測ってみる。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LUV MACHINES Slim ARS320BD-M2S2 |
CPU | Ryzen 3 3200G(4コア/4スレッド) |
グラフィックス | Radeon Vega 8 グラフィックス |
メモリー | 8GB(4GB×2) |
ストレージ | 256GB SSD(M.2接続) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.0端子×6、HDMI出力、DVI-D端子、D-sub 15ピン、有線LAN端子、PS/2コネクタ、SDカードスロット、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン、マイク入力×2 |
サイズ | およそ幅100×奥行393×高さ367mm(突起部含む) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |