各種ベンチマークテストを実施し、ポテンシャルをチェック
普段使いも軽めのゲームもサクサク快適な17.3型ノートPC「LIFEBOOK WN1/D2」 (1/2)
2019年09月20日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの直販サイト「富士通WEB MART」で販売している「LIFEBOOK WN1/D2」は、「LIFEBOOK NH90/D2」のカスタムメイドモデルだ。標準スペックは、CPUがCore i3-8145U、メモリーが4GB、ストレージが約500GB HDDなどといった構成だが、今回チェックした試用機は、Core i7-9750H、8GBメモリー、約256GB SSD(PCIe)+約1TB HDDという構成。加えて、標準構成ではDVDスーパーマルチドライブとなっているが、試用機はBlu-ray Disc ドライブを内蔵している(テレビチューナーは非搭載)。
前々回は外観、前回は使い勝手を紹介してきたが、LIFEBOOK WN1/D2は、どれくらいのポテンシャルかも気になるところ。そこで今回は、各種ベンチマークテストを実施し、LIFEBOOK WN1/D2の実力をチェックしていきたい。
LIFEBOOK WN1/D2:ベンチマークのポイント
・ウェブブラウジングや文書作成などの一般的な作業はサクサク快適!
・ドラクエXはとても快適に、設定次第ではFFXIVも遊べる
・快適性能を発揮するノートパソコンを我が家か職場の1台に
ウェブブラウジングや文書作成などの一般的な作業はサクサク快適!
まずは、「PCMark 10」を使ってマシンの総合的なパフォーマンスを見ていこう。計測した結果、総合スコアは4199。スコアの詳細を見てみると、マシンの基本性能を示す「Essentials」は8835、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」は6732、クリエイティブ系アプリの性能を示す「Digital Content Creation」は3379となった。これくらいのスコアがあれば、文書作成やOfficeソフトでの作業、動画視聴といった一般的用途の作業はサクサク使える。
次にグラフィックス性能をチェックするため、「3DMark」を実行したところ、「Time Spy」は486、「Fire Strike」は1201、「Sky Diver」は4974という結果になった。高スペックが求められる3Dゲームとなると話は別だが、負荷が低めのMMORPGやブラウザーゲームといったライトなゲームであれば快適にプレーできるだろう。
続いて、CGのレンダリング性能から独自のスコアを算出するソフト「CINEBENCH R20」を使って、CPUとCPU(Single Core)を計測。CPUは2306pts、CPU(Single Core)は447ptsという結果に。ノートパソコン向けのCPUであるCore i7-9750Hは、6コア/12スレッド動作で、ターボブースト時の最大クロックは4.5GHz。第6世代以前のデスクトップ向けCore i7プロセッサーを超えた処理性能を備えている。これだけの性能なら、軽めの画像/動画処理などであれば快適にこなせるだろう。
試用機には256GB SSDと1TB HDDが搭載されている。これら2つのストレージ速度をチェックするため、「CrystalDiskMark」を使ってみた。256GB SSDのシーケンシャルリードは約1689.5MB/秒となり、高速なデータ転送ができる。一方、1TB HDDは約117.4MB/秒とけっして速くはないものの、大量のデータを保存できる容量が強みといえる。ちなみに、LIFEBOOK WN1/D2には512GB SSD搭載モデルもあるので、SSDの容量が気になる場合はそちらを検討してみるといいだろう。