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手作業による契約プロセスは時間・コストとともに業務にデメリット

契約プロセスの自動化で業務効率は改善、DocuSign調査

2019年08月19日 17時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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 ドキュサイン・ジャパンは8月19日、顧客や仕入先、従業員との契約プロセスを自動化している企業は、コストとリスクを軽減させつつ業務効率を改善できるという調査結果を発表した。

 これは米DocuSignがForrester Consultingに委託した調査。北米やヨーロッパ、南米や日本に拠点を持つ250人~2万人以上の従業員をかかえる企業の605人のビジネスリーダーおよび技術リーダーを対象としたもの。

 回答した企業の97%が契約の締結や処理業務に関する問題を抱えており、主にコンテンツの索引付けと検索、セキュリティーと機密性の管理、契約に含まれるデータの把握、契約の一元的な保管や管理、規制遵守の確保が挙げられている。その一方、電子署名などの技術を実装して物理的な署名のハードルを下げた企業では、急速に改善されていることが明らかになったという。

 契約の自動化により、従来に比べて顧客へ注文書を展開する時間は6分の1に短縮されたケースや、契約書の封筒1通ごとに25ドルのコスト削減が可能となった事例を紹介しているほか、46%の回答者が過去1年間に手作業の契約処理によるプロジェクト開始の遅れを生じたなどと答えているという。

 業界ごとの結果詳細や、契約システムにおけるデジタル変革の着手に関するForrester Consultingの推奨事項といった調査結果レポートの完全版(日本語)が公開されている。

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