カスタマイズでハイスペック構成に変更可能、TV機能の追加も
狭額縁でコンパクトに、HDMI入力も搭載する富士通久々の17.3型ノートPC「WN1/D2」
2019年08月15日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングが直販サイトの「富士通WEB MART」で販売中の「LIFEBOOK WN1/D2」は、17.3型ディスプレーを搭載したノートパソコンだ。店頭モデルの「NH90/D2」のカスタムメイドモデルとなる。
CPUやストレージなどをカスタマイズできる直販モデルとなっているため、スペックはある程度カスタマイズが可能。今回試用したLIFEBOOK WN1/D2の主な仕様は、CPUがCore i7-9750H、メモリーが32GB、ストレージがPCIe接続の約512GB SSD+約1TB HDDという構成だ。加えて、光学式ドライブとしてBlu-ray Discドライブを内蔵している。また、試用機は非搭載だがカスタマイズ項目にテレビチューナーがあるので、選択すればテレビモデルにもなる。今回は、LIFEBOOK WN1/D2の外観を紹介していこう。
狭額縁ベゼルで17.3型ながら旧モデルの15型並みのフットプリント
今回紹介するモデルのカラーはブライトブラック。ほかにプレミアムホワイトとシャンパンゴールドをラインナップする。ただし、CPUやOSの種類によって選べる色が決まっているので、そこだけは注意したい。
LIFEBOOK WN1/D2は、17.3型という大画面モデルでありながら一昔前の15型ノートレベルのフットプリントとなっている。これを実現しているのは、上部約12mm、左右約8mmという狭額縁ベゼルのおかげだ。それに囲まれたディスプレーは、映像を美しく鑑賞できるグレアパネルのスーパーファイン液晶となっている。
キーボードはテンキーを備えているうえ、メインキーとの間に空間を持たせている。これによりタイプミスは非常に軽減されるだろう。さらに、富士通のノートパソコンに共通したデザインであるパームレスト部分がカーソルキーの付近から少しカーブする「Fライン」も当然ながら採用されている。これは、カーソルキーを少しだけ下げた箇所に配置することで、操作のしやすさを向上させてくれるものだ。
最近のノートには希少なHDMI入力端子搭載
左側面には、ヒンジ側より有線LAN端子、HDMI出力端子、HDMI入力端子、USB 3.0(Type-A)×2、USB 3.1(Type-C)、ヘッドホン/マイク共用端子を備える。特筆すべきはHDMI入力端子が備わっていることで、ゲーム機やレコーダーなどが接続しディスプレーとして使用することができる。
右側面には、ヒンジ側より電源端子、光学ドライブ、USB 2.0、SDメモリーカードスロットが並ぶ。面白い点として、光学式ドライブ部分には、DVDスーパーマルチドライブとBlu-ray Discドライブだけでなく、1TB HDDを追加できるという点。DVDやBlu-rayで映画を楽しむというよりは、データをより多く保存しておきたいという人は、カスタマイズで追加HDDを選択するのもありだ。
次回は、「LIFEBOOK WN1/D2」に実際に触れてみたうえでの使用感を紹介する。
LIFEBOOK WN1/D2 | ||
---|---|---|
標準スペック | 試用機のスペック | |
CPU | Core i3-8145U(2.1GHz、2コア/4スレッド) | Core i7-9750H(2.6GHz、6コア/12スレッド) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 | インテル UHD グラフィックス 630 |
メモリー | 4GB | 32GB(16GB×2) |
ストレージ | 約500GB HDD | 約512GB SSD(PCIe)+約1TB HDD |
ディスプレー | 17.3型(1920×1080ドット)、スーパーファイン液晶 | |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | Blu-ray Discドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 | |
インターフェース | USB 3.1端子(Type-C)×1、USB 3.0端子(Type-A)×2、USB 2.0端子(Type-A)、HDMI出力端子、HDMI入力端子、ギガビット有線LAN、ヘッドフォン/マイク共用端子 | |
内蔵カメラ | 207万画素ウェブカメラ | |
サイズ/重量 | およそ幅398.8×奥行265×高さ26.9mm/約2.9kg | |
OS | Windows 10 Home(64bit) |