SSDやHDDをフルディスク暗号化できる「ESET Endpoint Encryption」

文●高橋佑司

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 キヤノンマーケティングジャパンは8月1日、ESETの法人向けデータ暗号化製品「DESlock Plus Pro」を「ESET Endpoint Encryption(イーセット エンドポイント エンクリプション)」に名称変更し、発売すると発表。8月21日から販売する。

 価格は以下のとおり。

 ESET Endpoint Encryptionは、内蔵のHDDやSSDをOSのシステム領域からアプリケーションデータまで、フルディスク暗号化することが可能。非暗号化領域を残さないため、ストレージを取り出してほかのPCに接続しても、データを読み出すことができなくなる。フルディスク暗号化以外にも、リムーバブルメディアやファイル、メール、テキストなどさまざまな単位で暗号化できる。

 さらにライセンス製品では、管理用プログラムが無償で利用可能。クライアントPCを管理することで、自動暗号化機能・自動アクティベーション機能による導入時の作業負荷や、管理者パスワードの管理負荷を軽減できる。

 また導入後は、クライアントPCのHDD/SSDの暗号化や非暗号化のステータスが管理画面から確認できるほか、利用者が自由に復号できないよう制限することが可能。

 2018年のGDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)施行により世界的に情報漏洩対策に対する関心が高まっており、また日本では働き方改革やテレワークの推進により社有PCの持ち出しが増加しているのもあって、紛失や盗難時の情報漏洩対策も必要となってきている。

 ESETは今回販売するESET Endpoint Encryptionも含めた「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」によって、高度サイバー攻撃対策、ウイルス対策、暗号化による情報漏洩対策まで、幅広いセキュリティー対策製品を提供していくとのこと。