新設計のレッスン内容と万全のサポート体制
「グループレッスンなので、講師が一人一人の課題を直接、細かく見ていくことはできません。課題発見の中心となるのは受講生ご自身。もちろん、そのために万全のサポート体制を敷いていますし、なによりもレッスンの進め方にかなり工夫を凝らしています」
そう語るのはENGLISH COMPANYを運営する恵学社の取締役であり、中級者向けのグループレッスンのカリキュラムとレッスン内容を設計した田畑翔子氏だ。
乱暴を承知であえて単純に説明するなら次のようなことだ。たとえば、リスニングのレッスンで、英文を見ればすぐに意味が取れるのに、音声だけではチンプンカンプン。ならば、その人は音声認識に課題があるかもしれない。英文を見てもさっぱりなら、語彙が不足しているか、文法の理解に問題があるのかもしれない。
実際はもっと繊細だが、いずれにしろ講師はひとつのレッスンのなかで、段階を踏むごとに「ここで〇〇だった⼈は××に問題があります」と細かな指摘を入れる。受講生に対し、何が自分の課題なのか、その都度その都度、確認を促すのである。
語彙力は充分、課題は音声認識と分かれば、そのためのトレーニングに集中して取り組める。自分の優先課題に合わせて、自習内容の時間配分ができるから、時短にも繋がるのだ。
自分ではそれと気づかぬ課題をトレーナーが発見するか、講師にサポートされながら、自分自身で発見するか。パーソナルトレーニングとグループレッスンの違いがここにある。課題発見の精度はパーソナルトレーニングの方が高い。当然だろう。それがコストの差でもある。
ただし、精度の差にコストの差ほどの開きはない。これも当然だろう。パーソナルトレーニングと同等の精度を追求したのだから、グループレッスンでも充分に期待以上の成果を得ることができるはずだ。それにパーソナルトレーニングは現在、各スタジオとも入会希望者が定員を大きく上回り、入会までかなりの時間待たなければならない。
待機できる時間があり可処分所得にも余裕があるなら、迷わず「パーソナルトレーニング」を選ぶべきだろう。マンツーマンならではのきめ細かな指導は、やはり何ものにも代えがたい。だが、可能な限り時短で英語を身に付けたい、なるべく費用も抑えたいというのなら、同等の成果が期待できる「中級者向けグループレッスン」が、最も妥当な選択肢となる。
時間と費用、多くの人にとってこれは切実な問題に違いない。カレンダーと通帳を睨みながらよくよく検討してみたい。
(提供:恵学社)