Steamを運営するValveのPC向けVRヘッドセット「Index」が6月28日に発売された。発売日時点でIndexのハンドコントローラー「Valve Index Controllers」に対応するコンテンツは34タイトル。対応コンテンツは順次拡大を予定している。
Indexは、Valveが発表した新型VRヘッドセット。ValveがHTCと共同開発した「HTC VIVE」のように他社との提携によるものではなく同社独自のデバイスとなっている。公式サイトのスペック表によれば、IndexのディスプレーはフルRGBのLCD(液晶)を採用、解像度は1440×1600ドット×2枚。フレームレートはVIVE系の90Hzへの後方互換を備えた120Hzで、実験的な144Hzモードも搭載している。
IndexにはValveが2016年から開発を続けていた新型モーションコントローラー「Knuckles」(プロトタイプ名)ことValve Index Controllersが同梱される(コントローラーのみの単体でも販売されている)。
Valve Index Controllersには、5本の指の動きをトラッキングしたり、握り込む強さを再現できる機能が実装。現在のところ、Steam VRで使用されているHTC VIVEのハンドコントローラーでは握る指すべての認識は不可能なのに対し、Valve Index Controllersは、5本の全ての指が対応。VR内でのより細かなインタラクションが実現する。
Valve Index Controllers対応コンテンツは以下の通りだ。
・Blade & Sorcery
・BigScreen Beta
・Climbey
・Beat Saber
・Compound
・Superhot VR
・Aperture Hand Lab
・cyubeVR
・Echo Grotto
・Onward
・Arizona Sunshine
・Tilt Brush
・VRChat
・Pavlov VR
・Space Pirate Trainer
・PokerStars VR
・Vanishing Realms
・Cosmic Trip
・Neos VR
・Accounting +
・Job Simulator
・Hot Dogs, Horseshoes and Hand Grenades
・Garden of the Sea
・Apex Construct
・Vacation Simulator
・Pierhead Arcade 2
・#SkiJump
・Museum of Other Realities
・Trover Saves The Universe
・Shadow Legend
・Fruit Ninja VR
・Duck Season
・Windlands 2
・Moss
なお、HTC VIVEのコントローラーを使用すれば、上記以外にもSteamの多くのタイトルをIndexでプレーすることが可能である。
Indexの価格はVRヘッドセット単品が499ドル。コントローラー単品が149ドル。ベースステーション単品が279ドル(およそ3万1000円)、フルセット(ヘッドセット、コントローラー、ベースステーション×2)が999ドル(およそ11万1000円)。6月30日時点で次回入荷日は不明となっている。
6月30日時点、日本はValve Indexの出荷対象国に含まれておらず、今後順次解禁か否かなども含めて不明となっている。