ラックは6月27日、「Windows Server 2008」のユーザーに対して、マイクロソフトのクラウド環境へ移行する「セキュリティ診断付Azure移行支援サービス」の提供を開始した。
本サービスは、マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」へのクラウド移行支援と、移行後のシステムのセキュリティー診断を提供する。オンプレミス環境、もしくはほかのクラウド環境からAzure環境へ移行する際の計画と作業をサポートするほか、複数サーバーを連携して稼働するシステム全体の移行も対応するとのこと。
Windows Server 2008サーバー5台の移行の場合の想定価格は162万円、想定期間は約1ヵ月。
2020年1月14日にサポート終了が決定しているWindows Server 2008は、いまだに20万台以上が日本国内で稼働しているという。ラックは、企業の重要なシステムで稼働し続けることは深刻なセキュリティー対策上の脆弱性につながると懸念し、本サービスの提供を開始したとのこと。
なおマイクロソフトは、オンプレミス環境のWindows Server 2008をMicrosoft Azureに移行した場合に限り、無償でセキュリティーアップデートプログラムを提供することを決定している。