中国のHangzhou Virtual Technologyは、VRヘッドセット向けの歩行用デバイス「KAT loco」を発表した。ユーザーはその場で足踏みをするだけで、VRコンテンツ内を移動できる仕組みとなっている。
KAT locoは、ルームランナー形式ではなく、センサーによる動作認識システムが採用された製品。両脚に1つずつ、腰に1つ装着する、計3つのワイヤレスセンサーで動作するとのこと。KAT locoのセンサーは、頭部と身体の動きを独立して認識するため、ユーザーは歩きながら頭部を動かすことが可能。脚を所定の位置に動かすことで、前方を向いたまま後退もできる。
6月現在、KAT locoへの対応が正式に判明しているVRヘッドセットはOculus Quest、HTC VIVE、PlayStation VR、Windows Mixed Reality系ヘッドセット、そしてPimaxシリーズ。
同社は本デバイスのためのクラウドファンディングをKickstarterで行うと告知している。詳細な日程は未公表だが、6月中の開催を予定しているとのこと。