中国のnrealは、カリフォルニアで開催されたARイベント「AWE USA 2019」において、MRデバイス「nreal light」の概要を発表した。販売開始は通常版が2020年初旬からで、開発者版は2019年の9月から。価格は通常版が499ドルで、開発者版は1199ドル。日本発売は未定。
メガネ型の形状で、88gという軽量さが特長のMRデバイス。HoloLensなどと同じで、現実空間を認識し、デジタルな物体や情報をまるでそこにあるかのように見られる。SLAM、平面認識、画像認識を搭載している。視野角は52度(対角)。同社によると、競合のデバイスよりも解像度が高いという。開発者版は本体とコンピューティングユニット、コントローラーを付属する。
Snapdragon 855を搭載したAndroidスマホとUSB Type-Cで有線接続して使用可能。Windows搭載のPCや専用のコンピューティングユニット(Snapdragon 845を搭載)でも使える。Snapdragon 855はクァルコムが提供する最新のCPUで、2019年末には600万台、2020年には1300万台のスマホに搭載予定とのこと。