ユニットコムが販売する「LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2」は、CPUにAMDのRyzen 5 2600(6コア/12スレッド)を、GPUにGeForce RTX 2070 8GBを搭載したゲーミングデスクトップパソコン。あらためて基本構成時の主なスペックを紹介すると、CPUはAMD AMDのRyzen 5 2600で、GPUはGeForce RTX 2070(8GB GDDR5)、メモリーが16GB、ストレージが240GB SSDと1TB HDDのデュアルドライブという構成だ。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵しており、電源は700Wで80PLUS BRONZE認証を取得している。この構成で、価格は18万338円から。
前回は使い勝手のよいインターフェースなど外観について紹介した。LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2はBTOに対応しているため、今回は購入時のオススメカスタマイズについて解説しよう。
CPUとストレージをグレードアップしてより快適な環境を手に入れよう
LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2は基本構成でも十分快適なマシンではあるが、長く使うならばCPUとストレージをグレードアップさせると安心だ。CPUのAMD Ryzen 5 2600(3.4GHz、6コア/12スレッド)を、AMD Ryzen 5 2600X(3.6GHz、6コア/12スレッド)に変更するなど、ワンランク上のカスタマイズが可能だ。
メインストレージの240GB SSDは500GB NVMe(PCI Exp.3.0×4)接続のSSDに、データストレージの1TB HDDを4TB HDDにしておけば、ゲームをいくらインストールしても容量の心配は不要だ。この3点を変更しても、19万5420円とまだゲーミングパソコンとしてはお手頃な値段である。ちなみに、ストレージに関しては筆者のオススメがこのパーツであるというだけなので、お財布と相談しつつ自分に合ったものを選ぶといいだろう。
さらに、LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2には基本でも1年の無償保証がついているが、3年保証に変更しておくとより安心して使用できる。何かが起きてから慌てても遅いので、できれば保証は長くしておきたい。
動画編集などクリエイティブ活動をしたい人はメモリー容量32GBがオススメ
メモリーは基本構成時でも16GBと十分な容量があるが、ゲームをプレーするだけでなく録画して編集するといったクリエイティブな使い方をする予定があるなら、32GBにアップグレードしておいたほうがいい。
最後に、これはあまりゲーミングパソコンでは必要ないが、リモートデスクトップのホスト利用やHyper-Vを活用したい人は、OSをWindows 10 Home(64ビット)から、Windows 10 Pro(64ビット)へのアップグレードもオススメしたい。カスタマイズの料金が6000円と、あとから自力でアップグレードするよりかなり安価なので、考慮しておくに値するはずだ。
前回紹介したように、LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2は初心者から上級者まで幅広くオススメできるゲーミングパソコンである。今回のようにBTOでほんの少しカスタマイズすることで、さらなる使い勝手の向上が可能だ。今回紹介したすべてを実施する必要はないが、自分の使い方とお財布と相談して、安心と快適さを確保していきたい。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2 |
CPU | AMD Ryzen 5 2600(6コア/12スレッド、3.4GHz) |
グラフィックス | GeForce RTX 2070 8GB GDDR6 |
チップセット | AMD X470(ASUS X470-PRO) |
メモリー | 16GB(DDR4-2666 8GB×2) |
ストレージ | 240GB SSD+1TB HDD |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
インターフェース | PS/2コネクター、HDMI出力、DisplayPort×3、USB3.1×2、USB 3.0×6、USB 2.0×2、USB 3.0(Type-C)×1、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク出力×1、ギガビットLANほか |
電源 | 700W(80PLUS BRONZE) |
サイズ | およそ幅190×奥行477×高さ432mm(突起物含まず) |
OS | Windows 10 Home 64ビット |