充実インターフェースに発色いいディスプレー、無難なキーボードで使い勝手良好
ゲーム+αに最適、デスク向け6コアCPUとGTX 1060の15.6型ノートPC
2019年04月20日 10時00分更新
近年のゲーミングノートパソコンには少し変化がある。これまでノートパソコンにはモバイル向けCPUの搭載がごくごく当たり前だったが、物理サイズに余裕があり、冷却モジュールを組み込みやすいことから15.6型や17.3型ではデスクトップ向けCPUを搭載するモデルが増加中だ。
ユニットコムが販売する「LEVEL-15FX096-i7-RNSX-D」もその例に漏れず、Core i7-8700を搭載しているゲーミングノートだ。価格は16万9538円。ゲームプレーはもちろん、ゲームもするがCPU負荷の高いアプリケーションの使用も検討している人にちょうどいいマシンである。
LEVEL-15FX096-i7-RNSX-Dは、15.6型で携行性はいちおうあるが、あくまで短距離移動が前提、もしくはちょっと気合いを入れて友人宅にまで運ぶくらいが限度だ。サイズはおよそ幅378×奥行268×高さ39mm、重量約2.74gとあるように、サイズとしては標準的なのだが持ち運ぶとなると少しキツめの重量ではある。
視認性のよいディスプレー搭載
しっかりとした冷却構造も
ディスプレーは1920×1080ドット、アンチグレアとなっている。ディスプレーの素性については非公開となっているが、視野角は広く発色も良好であるため、ゲームプレーに関してはなんら問題はない。ただし、クリエイティブワークもやりたい場合は、逆に色域が追いついていないと感じることがあると思われる。そういった場合、LEVEL-15FX096-i7-RNSX-Dではスペックの高さに加えて、映像出力ポートも豊富であるため、外部ディスプレーを用意するだけでいい。
LEVEL-15FX096-i7-RNSX-Dの冷却機構を見ていこう。底面から少し視認できるが、それだけでもヘヴィな冷却構造が分かる。吸気は底面からで、背面と左側面からの排気。高負荷時のファン騒音はそれなりにあるのだが、ヘッドフォンを装着してのゲームプレー時にはまず気にならないだろう。
豊富なインターフェースでケーブルマネージメントも良好
インターフェースは両側面に集約されている。左側面にUSB 3.1 Gen1 Type-A、USB 2.0、ベッドフォン端子、AUX出力。右側面にUSB 3.1 Gen1 Type-A、USB 3.1 Gen1 Type-C、mini DisplayPort出力×2、HDMI出力×1、有線LAN端子、電源ポートを配置している。両側面にUSBポートがあるため、マウスを使用する場合や、外部ディスプレーに映像を出し、マウスとキーボードを接続して遊ぶ場合にもケーブルマネージメントはやりやすい。また通信規格は、有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0に対応する。
キーボードはフルサイズのアイソレーションタイプのキーボードを採用する。レイアウトもゲームプレーを考えると無難なものとなっており、慣れるまでの時間は短くすむだろう。テンキー付きでもあるので、テンキー側にキーアサインをしてプレーする人も安心。またLEDバックライトを搭載しているが、白色のみ。調光対応なので好みの明るさにして、プレー環境を整えよう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LEVEL-15FX096-i7-RNSX-D |
CPU | Core i7-8700(3.2GHz、6コア/12スレッド) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5) |
メモリー | 8GB(4GB×2) |
ストレージ | 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット、ノングレア) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.0×2、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子、HDMI端子、mini DisplayPort×2、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅378×奥行268×高さ39mm/約2.74kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |