「AI スローモーション」機能で、8K/30fpsで撮影した360度動画を8K/240fpsに
VRカメラの撮影動画を最大10倍のスローモーションにできる新機能
2019年04月11日 16時50分更新
Kandao Technologyは4月11日、ソフトウェアをアップデートして「AI スローモーション」機能を追加したと発表。
360度カメラ「Obsidian」と「QooCam」に最先端のアルゴリズムを実装。ディープラーニング(深層学習)を活用し、すでに撮影した30fps動画を、最大10倍の300fpsまでのスーパースローモーション動画にできる。たとえば、Kandao/QooCamスタジオで360度ステッチング時に、8K/30fpsで撮影した360度動画を8K/240fps、4K/60fpsの動画を4K 480fpsに生成する。
強力な手振れ補正、ステッチング更新、カメラで書き出したファイルに直接接続などの機能も実装。ステッチング性能の向上で、処理にかかる時間が短縮するという。
同社のCEOであるChen Dan氏は「スローモーションは見逃したくない瞬間を捉える可能性を提供するが、全てのカメラがこの機能を実装しているわけではありません。高フレームレートになるにつれて、生成されるデータの容量が大きくなり、対応できるカメラは何万ドルを費やすことになります。複数のレンズが付いた360度カメラにとっては、さらに挑戦的で魅力的な機能を実現しました」と述べている。