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最新の流行とニーズを両立!TSUKUMOのワークステーション用新ケースの特徴とは?

2019年04月23日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ジサトラハッチ

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最近の流行りを考慮したフラットでシンプルなデザイン

編集部 開発はいつぐらいから始められたのでしょうか?

檀特 通常だと企画から完成まで1年~1年半程度なのですが、今回の場合は企画の段階から考えると2年半ぐらいかかっています。

編集部 今回のPCケースで特徴的な部分というのはどの辺りでしょう。

檀特 最近、海外では5インチベイが不要になっており、表面がフラットになったデザインの製品が増えています。そこで今回のPCケースのデザインは、奇をてらったものではなく、その流行も考慮して表面がフラットでシンプルなものを目指しました。

 しかしながら、今回のターゲットであるクリエイターの方々は、まだまだ光学ドライブやリムーバルHDD、カードリーダーを使われるので、フロントの5インチベイや3.5インチベイの需要があります。

 そのため5インチベイをなくしてしまうのは、実情と合いません。デザイン性と実情をどう両立するべきか悩んだ結果、フロントの5インチベイ部分を、マグネット式の蓋で覆うことで、あまり使わない人は蓋をし、使う人は蓋を下の部分に装着できるようにしました。

ワークステーションの新型PCケース。フロントにはヘアライン加工が施され、インターフェース部分が金属製プレートを採用することで、落ち着いた高級感のある雰囲気を実現している。サイズは220(W)×447(D)×497(H)mm

5インチベイは、蓋によって隠すことでフラットなデザインに仕上げた

蓋は下にある吸気口部分にはめることで、蓋をなくさずデザイン的にもしっくりくるものになった

編集部 下の部分は吸気口ではないのですか?

檀特 吸気口として機能していますが、吸気はここだけでなく横のスリットや下からも吸っているため、ここを塞いでもさほどエアフローに影響はありません。

編集部 意外と取り外し式にしてしまうと、外したものをどうしたらいいのか悩みますよね。

檀特 そうですね。だから置き場所を用意したほうがいいかなと思い、このような仕組みにしました。最初はスライドだといろいろアイデアはあったのですが、そういったギミックが有用なのかと考えた上で、この形に落ち着きました。

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