中国のアリババ・グループ・ホールディング(アリババ)が、イスラエルのARスタートアップInfinityARを買収したと明らかになった。InfinityARは、ARデバイスおよびAR開発者向けのソフトウェア開発キット(SDK)制作などに取り組む企業。2016年からアリババから出資を受けている。イスラエルの経済紙Globesによると、アリババは買収金額として1000万ドル(約11億円)以上を支払ったという。
InfinityARによると、InfinityARは買収後アリババのIsrael Machine Vision Laboratoryに加わるとのこと。Israel Machine Vision Laboratoryはアリババのリサーチプログラム「DAMOアカデミー」による研究所で、コンピュータービジョンやナビゲーションなどの技術を研究開発している。
アリババは、これまでにも「Taobao Buy」など、MR(複合現実)やARを活用したショッピング体験を開発・発表してきた。今後もAR/MR分野へ継続的な取り組みを続けると見られる。