VR/AR/MRに関する企画・開発企業「Synamon」が約2.4億円の資金調達を実施した。調達資金を元に、ビジネス展開の加速や開発体制の強化を目指すとのこと。Synamonはこの資金調達と並行し、VRコラボレーションサービス「NEUTRANS BIZ」の拡販を目的としたKDDIとの協業を実施。さらに三井不動産が運営するコワーキングスペースにNEUTRANS BIZの導入を開始する旨も発表している。
今回の資金調達は第三者割当増資によるもので、引受先となるのはグローバル・ブレイン運営の「KDDI Open Innovation Fund 3号」、三井不動産設立でグローバル・ブレイン運営によるCVCファンド「31VENTURES Global Innovation Fund 1号」、三井住友海上キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、そして個人投資家となっている。
SynamonはVRでの会議などを可能とするコラボレーションサービスであるNEUTRANS BIZを開発・提供している。NEUTRANS BIZはクローズドベータ版として一部の企業にのみ提供してきたが、2019年4月に大型アップデートおよび正式版をリリースし、新ライセンス形式での提供を開始する予定。
同社は今後の事業展開として、「正式版としてリリースする『NEUTRANS BIZ』の提供・利用を各社協力のもと加速させ、ビジネス領域におけるVR技術活用の一般化を着実に進めるとともに、今年春に発売予定のOculus Questを始めとする各種スタンドアローン端末への最適化を進め、より手軽に技術活用が可能な状況を作ることでシステム導入のさらなる拡大に向け邁進します」とコメントしている。