フェイスブックが2017年に出願したVR内での指のトラッキングに関する特許が登録された。外部のカメラ等を使わず、身体の電気信号により動きを追跡するとのこと。
公開された内容によれば、フェイスブックが考案するのはアームバンド型のデバイス。ユーザーの手首を流れる電気信号を読み取り、指のトラッキングをするもの。電気信号から指の位置を特定するためには、機械学習の仕組みが用いられている。
手だけでなく細かな指の動きがトラッキングされ、VR内での動きに反映されればVRのインタラクションに新たな次元が登場すると期待されている。同様に腕にコントローラーを巻くアプローチとしては日本のH2Lが展開しているFirstVRのコントローラーなどがあるが、全ての指の動きをトラッキングしているわけではない。また、この特許に記載される仕組みは、指1本1本にカメラを装着するというような電気消費量のかさむプロセスも不要。さらに外部のカメラやセンサーを用いないため、ユーザーの位置に関わらずトラッキングができるとのこと。
