流通総合展「リテールテックJAPAN 2019」でのシャープの最新ソリューション
シャープが考える冴えた店づくりの方法を東京ビッグサイトで目撃
2019年03月14日 16時00分更新
無人搬送車のような大型ソリューションも!
物流を扱うこの展示会では、無人で動く搬送車も展示されていた。従来の無人搬送車(AGV)は床に磁気によるレールなどを設置しなければならなかったが、展示されていたガイドレスAGV「XF-100」は搬送車前後に搭載したセンサーで周囲の状況を確認しながら、自律的に走行するため、磁気レールなどが不要になった。
走行ルートは事前にAGVをリモコン操作で走らせて作ったマップ上に専用PCで設定する。タブレットから設定した走行ルートを選択し、AGVを走行させることができる。
搬送車は平たい形状で、その上に載せて運ぶ台車を複数用意すれば、目的の場所に台車を運び、その中の荷物などを下ろしている最中に別の台車を運ばせるという形で、AGVを効率よく稼働することができる。
最後に、シャープのグループ会社となったDynabook株式会社の展示を紹介しよう。dynabookが登場して30年。そのノウハウが詰まった最新モデルは13.3型ディスプレイの軽量ノートパソコン「dynabook G83」。
G83はシャープ製IGZO液晶の採用で50g程度軽くできたこともあり、バッテリーの種類によっては700g台という軽さを実現しており、グループ会社となった効果が現われている。今後はシャープのソリューションと連動した販売など、ますます相乗効果を高めていくだろう。