流通総合展「リテールテックJAPAN 2019」でのシャープの最新ソリューション
シャープが考える冴えた店づくりの方法を東京ビッグサイトで目撃
2019年03月14日 16時00分更新
「リテールテックJAPAN 2019」シャープブースの
店づくりのソリューションを一気見!
流通情報システムの総合展示会「リテールテックJAPAN 2019」が東京ビッグサイトにて3月5日から3月8日まで開催された。
235社が出展し、流通や飲食業界向けのIT機器やソリューションなど、これからの店舗や流通システムづくりに欠かせない、最新機器を紹介していた。今回伺ったシャープブースでも、デジタルサイネージやPOSシステムなど、進化が続く製品群とソリューションを数多く紹介されていた。
人物を等身大で映し出すこともできる
4Kを活用したデジタルサイネージ
店舗内での情報発信に欠かせないデジタルサイネージでは、すでに4Kをベーシックラインとしているシャープ。フルHDの4倍の情報量となる4Kの解像度では、動画や写真が美しく映し出されるだけでなく、文字も鮮明に読み取れる。今回展示されていたインフォメーションディスプレイはベーシックモデルとコントローラー機能内蔵モデル。ベーシックモデルは43型、50型、55型、65型、75型、86型と豊富なサイズ展開で、用途に合わせて選べる。もちろん縦置きも可能だ。
コントローラー機能内蔵モデルはAndroid OSを採用し、パソコン不要でサイネージが運用できるタイプ。新製品の65型、75型、85型には、それぞれ連続稼働時間が16時間のベーシックモデルと24時間のスタンダードモデルがある。最も大きな85型では長辺が1900mmあり、縦置きにすれば人物を等身大で映し出すことができる。アパレル店舗にて実際に服を着ているイメージを表示したり、微細なデザインをアピールすることに向いている。
また、屋外向けの55型高輝度ディスプレイも展示されていた。他のディスプレイは基本的に屋内使用前提だが、こちらは交通機関や公共施設などの屋外で使うことを想定しているので、フレーム含め防塵・防水構造を採用している。解像度はフルHD。
ディスプレイが高解像度になり、大型化してくると、その設置も大がかりになってくる。しかし店舗やオフィスでは大規模な工事ができなかったり、壁掛け設置が難しいケースも多い。ディスプレイの新しい設置ツールとして、簡易支柱スタンドを参考出品していた。この簡易支柱スタンドでは、天井と床で支柱を突っ張り棒のような形で固定するので大掛かりな施行工事をすることなく、様々な場所にディスプレイを設置することができる。支柱は1本と2本のタイプがあり、50型までなら1本タイプで対応できる。
また、壁を利用し、最大150型の画面を投影するレーザー光源採用の超短焦点プロジェクターも展示されていた。壁のすぐ近くの天井から画像を投影することで、人影でさえぎられることがない。
他にもサイネージを使ったソリューションやサービスが展示されていた。音声対話サイネージは、日本語・英語・中国語に対応。外国人観光客が増えている現在、サイネージでの案内も多言語対応が求められているが、この音声対話サイネージではタッチ操作だけでなく、話しかけた言語で表示を切り替えられる。