日本電気(NEC)は、仮想店舗内で商品の香りを体験しながら、ネットショッピングができるVRシステムを開発した。VR体験に匂いをくわえるデバイス「VAQSO VR」を手がけるVAQSO社の技術を活用している。
体験者が仮想店舗内にある商品(りんご、オレンジ、クロワッサン)に近づくと、VRヘッドセットに取り付けたデバイスから商品の香りが発生する。「自宅にいながら臨場感のある買い物体験ができる」という。
NECはこれまで、危険な作業・研修などのトレーニング用途、ユーザビリティー検証などのシミュレーション用途、遠隔会議などのコミュニケーション用途で「法人VRソリューション」を展開。今回の取り組みはこのVRソリューションを強化するものと位置づけている。