バンダイは、小学校1年生から中学3年生の子どもを持つ親900人を対象に、「親子のコミュニケーションに関する意識調査」を実施した。
中学生のおよそ3人に1人は、親子間で「LINEなどのチャット機能」を活用
親と連絡・伝達などのコミュニケーションを取る時、どのような方法を取るかを聞いたところ、「直接会って話す」以外の方法は「スマートフォン・携帯電話での通話」、「家の固定電話」、「LINEなどのチャット機能」が上位であるとわかったという。
また、小中学生別で見ると、中学生のおよそ3人に1人が「LINEなどのチャット機能」を活用している結果になった。中学生になるとスマートフォン・携帯電話の所持率が急増することから、親子のコミュニケーション方法も変化すると考えられるとのこと。
スマートフォン・携帯電話を持つ子どもに対し、使用に関するルールや制限があるかについて聞いたところ、およそ7割が「ある」と回答。1日1時間までといった「使用時間」の制限や、20時以降は禁止するなどの「使用時間帯」にルールを設けている割合が多く、接触時間について気にする家庭が多いことがうかがえるという。
親子でよく話す内容は学校関連の話題が多い傾向
普段、親とよく話す内容について聞いたところ、小中学生ともに「授業・宿題」が1位、「友達」が2位という結果に。ほかにも、「先生」や「給食・お弁当」など学校生活に関係する話題が多いことがわかったという。
また、小中学生別に見てみると、小学生のランキング6位の「習い事」と10位の「趣味」が中学生ではTOP10圏外。一方、中学生のランキングでは3位の「部活」や9位の「進路」といった、小学生のTOP10に入らなかった項目もランクインしており、子どもの成長に合わせて会話内容が変化する様子も見受けられたとのこと。
親に感謝の気持ちを伝える方法は、スマホよりも直接や手紙が多い傾向に
親に感謝の気持ちを伝えたことがあるかを聞いたところ、約半数が「ある」と回答。学年が低いほど高い割合を示す結果となった。感謝の気持ちを伝えた方法を聞いたところ、「直接会って話す」と「手紙」が大半を占める結果になったとのこと。スマートフォンなどのデジタルツールが広く普及している中でも、感情や思いが伝わりやすい方法を通じて感謝を伝える子どもたちが多いという。