オリンパスは2月25日、大腸の超拡大内視鏡画像を人工知能(AI)で解析して医師の診断を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN(エンドブレイン)」を発表。3月8日に発売する。
同社の超拡大内視鏡「Endocyto」で撮影された大腸の超拡大内視鏡画像をAIが解析。早期がんや前がん病変である腫瘍性ポリープと、切除する必要のない非腫瘍性ポリープを判別して医師をサポートするソフトウェア。およそ6万枚の内視鏡画像を学習させ、国内多施設における後ろ向き性能評価試験では専門医に匹敵する診断精度が得られたという。
診断結果はリアルタイムに表示される。血液中のヘモグロビンに吸収されやすい2つの狭帯域の光を照射して検査する狭帯域光観察と、色素を粘膜面に散布して検査する染色観察の2つのモードを備えており、確信度の高い診断をサポートする。